牛肉の黒ずみの原因とおすすめの保存方法をご紹介!

牛肉の黒ずみについて

 

ツナガル行政書士
 

牛肉の黒ずみの理由は?

カットされたばかりで黒ずみが見られる牛肉

牛肉の黒ずみの理由は、お肉が空気に触れることで黒く変色するためです。保存されているときは酸素が薄い保存環境にいるため、お肉の成分であるミオグロビンの酸化がまだおこなわれていないことで色鮮やかな赤色をしています。

黒く変色するのは腐っているわけではなく、むしろ鮮度が高いお肉といえるので、安心して調理に使用できます。牛肉の表面部分は赤色であるにも関わらず、カットされたばかりの断面は黒っぽくなることはよくあります。

スーパーに陳列されている牛肉は、見た目が発色のよい赤色のものが多いため、見慣れていない方は戸惑ってしまうでしょう。ミオグロビンの酸化がすすむと、黒ずみから赤色に変化していきます。

調理する過程において、色味が変わるため、気になる方は注目してみてください。常温で放置する場合、赤色を通り越して、緑色という品質的にもかなり悪い状態になってしまうためおすすめできません。

牛肉が酸素に触れておらず、ミオグロビンの酸化がおこなわれていないと色素が変化し黒ずみができやすいです。買ってきたばかりの食品なら、腐っていることはまずないといえるでしょう。

 

牛肉が黒っぽくなっても食べられる?

◯?×?

牛肉が黒っぽくなっていても賞味期限内であれば基本的に食べられます。腐っていることはなく、むしろ新鮮な状態といえるので、安心して料理の食材に使用できます。

しかし、見た目、臭い、手触りを確認することが必須です。牛肉が新鮮な状態かどうか見分けるために役立つ3つのポイントです。

見た目に緑っぽい部分があったり、臭いが酸っぱかったりする場合、腐っている状態といえます。手触りもネバネバしていて、納豆のように糸を引く場合も食べずに廃棄処分した方が良いでしょう。例え、十分な加熱をしてもお腹を壊す可能性が高いです。牛肉の常温保存をおこなった場合、賞味期限内であっても腐ることはよくあります。

見た目、臭い、手触りをあわせて、品質の安全性を確かめた上で、調理に使用していきましょう。黒ずみだけで、腐っているか判断すると、新鮮な牛肉を廃棄処分することにもなります。高級なお肉であるなら、非常にもったいない選択です。

牛肉は黒ずみが発生していても食べられますが、大前提として見た目、臭い、手触りもあわせて、鮮度が高いお肉であるか確認することが必要です。

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牛肉の色の変化

牛肉の色の変化は、赤・ピンク、灰色、黒、茶色、緑の順番で起こります。

赤・ピンクが一番安全で、緑に近づくにつれて危険度も増していきます。牛肉の酸化がすすむごとに、色の変化は起こりやすくなります。酸化を起こしていない牛肉は、黒ずみがあるといっても鮮度が高いため、安心して食べることができます。

主に、カットしたばかりの断面に確認できるほか、調理する過程で赤色に変わる場合が多いです。しかし、牛肉の色の変化において、黒っぽくなる場合、腐敗がすすんでいる可能性が高いです。時間が経過しても、また赤色へと変化することはありません。知らずに食べてしまうと、お腹を下す恐れがあるので気をつけていきましょう。

特に、緑色となった牛肉は危険度も高いので、迷わず廃棄処分してください。加熱を十分にしても防ぎきれないため、もったいなくても、新しい牛肉を購入した方が良いでしょう。大切な人に振る舞う料理となるなら、なおさらです。牛肉の鮮度を確かめたい場合、色の変化の過程にも目を配ることが大切です。

 

牛肉が黒っぽくならないための方法

極力ブロック肉で保存

ブロック肉

牛肉が黒ずむことを回避するためには、極力ブロック肉で保存するのがおすすめです。酸素に触れる面積が少なくなるので、鮮度が保ちやすいという利点があります。

ひき肉、スライス肉、ブロック肉の順番に腐りやすいです。すぐに料理に使わない場合、ブロック肉のまま保存しておきましょう。調理に使う段階でカットしても、十分に間に合います。

ブロック肉のまま保存するデメリットは、小分けにできないので、冷蔵庫のスペースを圧迫しやすいことです。そもそも冷蔵庫が小さかったり、業務用牛肉を買う場合、入りきらなかったりするため注意してください。空きスペースを考慮したうえで、調理する目的、振る舞う人数を振り返っていきましょう。

しかし、ブロック肉でも冷蔵保存をおこなう場合、賞味期限の目安は5日程度となります。スライス肉で3日、ひき肉で1日となるので、すぐに使わない場合、冷凍保存することをおすすめします。

 

冷凍保存がおすすめ

冷凍保存の作業

牛肉を調理に使う予定が長い間ない場合は、冷凍保存するのがおすすめです。賞味期限が1カ月程度延びます。

しかし、誤った方法で保存すると「冷凍焼け」を引き起こす恐れがあるため、気を付けましょう。お肉の表面の水分がなくなり乾燥するため、鮮度が落ちやすくなります。タンパク質が変質することで、もともとの美味しさを保つことが困難ともなります。牛肉を保存する際の袋が誤って開いてしまうことが、原因のひとつです。冷凍庫を開けるときはこまめにチェックしましょう。

冷凍保存をおこなうと、賞味期限関係なく、いつでも解凍して食べられるというわけではありません。目安は1カ月ですが、より美味しく食べたい場合、2〜3週間のうちに消費してください。冷凍保存をしすぎると、牛肉が黒っぽく変化することがあります。腐っているわけではないですが、衛生的にも良いとはいえないので、鮮度を保ちたい方は早めに食べるようにしましょう。

牛肉は調理の予定がある日に購入することが望ましいですが、時間が空く場合、冷凍保存がおすすめです。お肉の状態を見たうえで、美味しく食していきましょう。

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まとめ

料理の中で使う牛肉に黒ずみがある場合、腐っているのでは…と心配する方もいるでしょう。

しかし一概に黒ずんでいると言っても、ネガティブな理由ばかりではありません。ただ単に「ミオグロビンが酸化していないだけ」いうことはままあります。これはポジティブな黒ずみですね。スーパーで買ったばかりのお肉の断面に見られる場合、調理する過程で、赤色に変わる場合がほとんどなので安心して使用できます。

しかし、常温で放置したあとにお肉が黒っぽい場合、腐りかけであることが多いです。臭い、色味、手触りとあわせて違和感があるなら、そのまま廃棄処分した方が良いでしょう。美味しい牛肉も、鮮度が低下しているなら、本来の風味を十分に楽しむことができません。

牛肉の黒ずみはなぜ発生するのか、なぜ食べても問題ないのか、ということをしっかり認識した上で、大切な人にとっておきの牛料理を振る舞っていきましょう。