牛肉からヨーグルト臭がしたら危険!?臭いから判断する方法

 

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牛肉がヨーグルトの匂いは危険?

アニメタッチの牛の絵

牛肉は鮮度が命となるため、そのまま放置しておくとにおい、色味、手触りに変化が生じます。

例えばヨーグルト臭がする=腐りはじめの状態となるので、もったいなくても捨てた方が良いです。十分な加熱をおこなわないと、お腹が痛くなる場合もあるでしょう。

どこまでが食べてOKでどこからがNGなのか判断するのが難しい方も多いはず。

食卓を豊かに彩る牛肉こそ、より美味しく食べるために、安全性の高い食品を選別したいところです。今回は牛肉の臭いから鮮度や食べても大丈夫かを判断する方法についてご紹介いたします。

 

牛肉の判断方法

◯?×?

におい

牛肉の鮮度の見分け方として、においで確かめる方法があります。プーンと鼻につく腐敗臭がする場合、食べずに廃棄処分した方が良いでしょう。牛肉に鼻を近づけなくても、遠い距離から強烈な臭いを発する場合があります。状態によっては、ヨーグルト臭、牛乳の匂い、独特の匂いに分類できます。牛肉は常温で放置したときに、酸っぱい匂いがし始めることがあるので注意。腐りかけの状態といえるため、色味や手触りが悪い場合、そのまま廃棄処分することをおすすめします。

 

色味

牛肉は腐りはじめると、緑や黒の色味に変色することが多いです。新鮮な赤色の周りをモヤがかかったような塊が浮き出て見えます。牛肉の表面のみで判断するのではなく、切ったあとの断面もチェックすることが大切です。臭いや手触りと合わせて、状態が悪い場合、食べずに廃棄処分した方が良いでしょう。また、牛肉が茶色、グレーの色味をしている場合(空気に触れるとグレーになります)、逆に鮮度が良い状態といえます。時間が経てば赤色に変わるため、心配な方は様子を見て調理に取り掛かる方法がおすすめです。

 

手触り

牛肉が腐敗を始めると、ネバつく手触りをしていることが多いです。腐敗菌がお肉のタンパク質を分解するためです。ほんの少しの粘り気なら、臭いや色味に違和感がない場合、よく加熱することで食べられます。まるで納豆のように糸を引く場合、かなり悪い状態といえるため、迷わず廃棄処分してください。

牛肉に人の手が触れると酸化が進みやすくなるので、なるべく箸で取り分けるようにしてください。また、時間を置かず、すぐに調理することをおすすめします。牛肉の手触りも、腐っているか確かめるために重要なポイントとなります。

 

臭いからわかる牛肉の食肉可否と理由

品質をチェックする男性

ヨーグルトの匂い

牛肉から酸味が強いヨーグルト臭がする場合、危険な状態といえるため、もったいなくても廃棄処分してください。牛肉が酸化している状態といえるため、そのまま放置すると腐敗臭へと変わります。お腹が弱い方は、よく火を通しても腹痛を起こす場合があります。

調理中、部屋の中もヨーグルト臭でいっぱいになりやすいので気をつけましょう。特に、友人や家族に手料理を振る舞う場合、牛肉を買い直すことを強く推奨します。牛肉のヨーグルト臭が鼻についたら、迷わず廃棄処分してください。

 

牛乳のにおい

牛乳の匂いがする牛肉は、安心して食べられます。ホルスタイン種(乳牛)の、比較的安価な肉からにおうことがあります。年をとった牛や、お乳が出なくなった牛の肉を加工している可能性も高いです。しっかり加熱をすれば美味しく食べられます。

牛乳のにおいは、不快なにおいと捉える方は少ないです。むしろ、嗅ぎ慣れたにおいともいえるでしょう。それでも匂いが気になる方は、カレーや炒めものといった、臭みをとる調理方法で牛肉を食べるのがおすすめです。牛乳のにおいがする牛肉は、初めて目にする方なら腐っているのか心配になることもありますが、安心して食べられます。

 

独特のにおい

独特のにおいがする牛肉も安心して食べられます。外国産の牛肉は飼料の種類により独特のにおいを発することがあります。特にオーストラリア、ニュージーランド産の牛肉でよく見られる特徴です。「草の匂い」や「肉の強い臭い」に例えられることがあります。

また、ブランド牛でも飼料により、独特のにおいを発することがあります。これは、こだわりがあるトウモロコシなどの穀物を与えていることが理由となり、牛肉自体が悪い・腐っているわけではないので安心してください。外国産の牛肉は比較的安価な値段で購入できますが、ブランド牛は高価な値段設定となっていることが多いです。独特のにおいが気になる方は、牛丼、煮込み料理など、においを取り除く調理方法で食べるのがおすすめです。

 

牛肉の賞味期限と保存方法

冷蔵庫の中の牛肉

ここでは牛肉の賞味期限と冷蔵庫・冷凍庫での保存方法をご紹介!

 

賞味期限の判断

牛肉の賞味期限は、冷蔵は3日、冷凍は1カ月を目安に判断していきましょう。期日を過ぎると、色味、手触りに変化が出たり、においはヨーグルト臭が感じられたりするので気をつけてください。牛肉は、ひき肉、スライス肉、ブロック肉の順番に腐敗がすすみやすいです。

冷蔵庫の温度や湿度にもよるため、あくまでも目安の賞味期限となります。パッケージ等に表記されている数値も参考にしていきましょう。賞味期限を過ぎた牛肉を食べる場合、安全が保証されていないので、場合によってはお腹を壊す心配があるので注意。自己責任となるので気になる方は、状態に変化が出ていなくても廃棄処分することをおすすめします。

また、賞味期限前であっても、牛肉がヨーグルト臭を放ち始めた場合食べることは危険といえます。そのため、最後は見た目や触感での判断が必要になります。

 

冷凍の保存方法

牛肉を冷凍して保存する場合、小分けにする方法がおすすめです。収納しやすく、調理に使いやすいメリットがあります。牛肉の水気はキッチンペーパーでしっかり拭き取ってください。そのあとラップで包み、チャック付きの保存袋に入れておきましょう。

また、保存する工程の中で、牛肉を素手で触ることのないように気をつけてください。人の手が加わると、酸化する原因につながりやすいので、鮮度の良さを保ちにくくなります。牛肉を袋に移すときは、人の手ではなく、箸などを使っていきましょう。牛肉の冷凍保存を適切におこなうと、解凍したときにヨーグルト臭がすることも防ぎます。

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よく焼けばOK?

フライパン

ここまで、腐りかけの牛肉の特徴等について触れてきました。ニオイ、手触り等の情報が、食べられる状態のお肉かどうかの判断材料となります。

人によっては、「少し酸っぱいニオイがしてるけど、しっかり加熱すれば問題ないだろう」と、そのまま調理して食べてしまう方もいるでしょう。

もちろんそれで何もなければ良いですが、常に食中毒のリスクが伴うということを認識しておきましょう。

確かに火を通すことにより、ウイルス等の殺菌は可能。しかし、肉中にあるそれらウイルスが放った毒素までは消すことができないのです。食中毒が発生すると、最悪の場合死に至ってしまいます。

牛肉に限ったことではありませんが、適切な保存方法をとり、保存期間も意識しながら判断していきましょう。

 

 

まとめ

牛肉を調理する場合、ヨーグルト臭がしないかにおいを確認することが大切です。腐っているか確かめるための有効的な方法といえます。色味や手触りとあわせてチェックしていきましょう。もったいないからと、そのまま使うとお腹を壊す心配があります。節約のためといいつつ、病院に行く費用がかかるなら元も子もありません。特に大切な人に料理を振る舞う場合、腐りかけの牛肉を使うのは失礼に値します。鮮度の高い牛肉を使い、とっておきの美味しい料理を振る舞っていきましょう。