牛肉を食べると胸やけが起こる原因と解消法をご紹介!

牛肉の胸やけについて

牛肉を食べると胸やけが起こる原因は?

心臓の位置

タンパク質不足

牛肉を食べると胸やけが起こる原因の一つに、タンパク質不足が挙げられます。

お肉の成分にもタンパク質が含まれていますが、胃を整えるためにもタンパク質が必要です。牛肉に含まれているタンパク質は、実は消化にも役立てられている特徴があります。

消化酵素が十分にあることにより、胸やけせず消化することができます。普段ベジタリアンの方が、焼肉食べ放題に行くとするなら、胃もたれしてしまうのも無理はありません。

お肉に含まれているタンパク質1gを消化する場合、1gの消化酵素が必要です。タンパク質不足を補うためには、実はお肉で少量ずつ摂取する方法が望ましいです。
 

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胃の蠕動運動が低下

胃の蠕動(ぜんどう)運動が低下している場合にも、牛肉を食べると胸やけの症状が出やすくなります。

「蠕動運動(ぜんどううんどう)」は、腸を収縮・弛緩することにより消化した内容物を直腸に向かって移動させる動きのこと。これを繰り返すことにより、その内容物を体外へ排出することができます。そのスピードは、1秒間に約1cmほどと言われています。蠕動運動が活発であればあるほど、便通はよくなります。一方で、蠕動運動が低下すると便秘や下痢を引き起こしてしまいがちとなります。

そしてこの蠕動運動をコントロールしているのが「自律神経」です。

自律神経は「交感神経」「副交感神経」にわけられますが、交感神経に刺激が加わると蠕動運動の動きも低下しやすいです。

牛肉を食べることで、胸やけを引き起こす可能性が高くなります。緊張したりストレスが続いたりすると蠕動運動の動きが低下しやすいです。また、特に女性の方に起こりやすいので気を付けていきましょう。女性ホルモンのバランスが崩れると、自律神経も乱れやすい傾向あり。夜更かしが多かったりジャンクフードを好んで食べたりすることも自律神経が乱れる原因に挙げられます。

規則正しい生活を送ることで、蠕動運動の働きを左右する、自律神経も整いやすくなります。

 

牛肉を食べる際に胸やけを予防する方法

外で食べるお肉

赤身を食べる

牛肉は、脂身と比べると赤身の方がタンパク質が多く含まれています。意識して食べることにより、胸やけ予防を助けてくれます。

牛肉の中でも、もも肉は赤身の部分が多く、食べやすい特徴があります。ローストビーフ、ステーキ、カツレツなど、毎日の献立の中にも取り入れやすいです。また、赤身肉はもともと消化が良い特徴があるので、ダブルで胸やけを予防できます。

しかし、タンパク質が豊富に含まれていても、一気に摂取すると胃もたれを起こす可能性があるので気を付けましょう。お肉を食べる場面では、胸やけしやすい方こそ、意識して赤身を食べるようにしてください。

 

よく噛む

牛肉はよく噛んで、咀嚼して食べましょう。消化が良くなるため、胸やけを予防します。お腹が空いているときこそ、美味しいお肉が目の前にあるなら、よく噛んでいるつもりでも無意識のうちにすぐに飲み込んでしまっていることも多いです。

また、焼肉食べ放題など時間制限がある食事の場面こそ、勢いよく食べることも多いといえます。楽しい食事も、あとで胃もたれが起こるなら、苦い思い出に塗り替えられます。

普段の食事から、よく噛む習慣を身につけていきましょう。

 

食べてすぐ横にならない

牛肉を食べてすぐ横になると胸やけが起こりやすくなります。理由は胃の中にある胃酸が食道を逆流しやすくなるからです。

人によっては酸っぱいゲップが頻繁に出やすくなるため、不快感を覚えます。

また、右向きより左向きで寝る方が消化不良を起こしやすいです。横になりたい方は、なるべく右向きで寝るようにしましょう。

しかし、胸やけしやすい方は特に、座ったままの姿勢をキープすることが望ましいです。

 

焼肉で胸やけしづらいおすすめの食べる順番

焼肉を食べるとどうしても胸やけが起こる方もいらっしゃるはず。ですね。今回は併せて食べる順番と併せて食べたい食べ物をご紹介。

 

1.野菜(キムチ)

野菜(キムチ)

焼肉で胸やけを防ぐためには、まずは野菜(キムチ)から食べましょう。軽めのものから食べると、胃腸に負担もかかりにくいです。もともと胸やけしやすい方は、塩キャベツやナムルなど刺激がない野菜などの食品を選ぶのが良いでしょう。一番はじめに焼き野菜を頼む方法も、胃もたれを防ぎます。

牛肉を食べるときこそ、しっかり野菜も摂るようにしましょう。

 

2.タン

タン

焼肉で胸やけを防ぐためには、タンから食べることが有効です。牛肉の中でもヘルシーな部位としても名高いです。

噛みごたえがありながら、ぺろっと平らげられる特徴がありますが、よく噛んで食べるようにしましょう。

ビタミンB2が豊富に含まれているので、脂質の代謝を促す特徴もあります。ネギとともに食べても美味しいタンは、野菜の次に頼んでいきましょう。

 

3.赤身肉

焼肉で胸やけを防ぐために、タンを食べた後は赤身肉を口にしましょう。

脂身と比べると、赤みの方が、胃もたれしづらいタンパク質が多い特徴があります。

また、消化にも良いので、ダブルで胸やけを予防します。メニューの中では「カルビ」より「ロース」を選ぶのがおすすめです。また、赤身肉を食べすぎるとメインがお腹に入らなくなるので、その点にも気をつけていきましょう。

 

4.霜降り肉

焼肉で胸やけを防ぐために、脂肪の多い霜降り肉は最後に食べるようにしましょう。

お肉を適切な順番通り食べるなら、胃もたれがしづらいです。口に入れたとき、とろけるような美味しさを味わえることでしょう。よく噛んで、早食いせずゆっくり食べるようにしてください。

お腹いっぱいになった頃、横になりたい気持ちも芽生えますが、胃酸を逆流させないために、背もたれに寄っかかる程度に留めておきましょう。胸やけしづらいベストなタイミングで、とっておきの霜降り肉を堪能してみてくださいね。

 

5.水分補給

焼肉で胸やけを防ぐために、最後に十分な水分補給をおこないましょう。胃にかかる負担を減らせます。また、なるべく氷を入れすぎたものより、常温の水を選んでいきましょう。

焼肉屋によっては、最後にあたたかいお茶を出してくれるお店もあります。食べ過ぎた翌日こそ、デトックスする目的で意識して水分補給をおこなうのもおすすめです。

焼肉の食べる順番に気をつけることで、胃もたれしづらくなります。

 

 

まとめ

牛肉を食べると胸やけが起こる場合、タンパク質不足であることが多いです。

タンパク質こそ、実は牛肉で補うことができるため、自身に合う量から意識して摂取するようにしましょう。

美味しいお肉を食べるときこそ、咀嚼回数が少なくなるので、よく噛んで食べることを心がけることが必要です。焼肉を食べるおすすめの順番を参考にすると、胸やけを予防することができます。

ぜひ、牛肉を食べるときは胃もたれを予防する方法を実践し、楽しいお肉ライフを送っていきましょう。