日本には300種類を超えるブランド牛があります。今回は肉屋の職人が選ぶ人気のブランド牛・通販商品・レシピをご紹介!
世界からも注目される和牛!最高ランクのブランド牛7選!
今回はブランド牛の中でも知名度・肉質ともに最高ランクのブランド牛7つご紹介!
但馬牛
但馬牛とは、兵庫県の北部にあたる但馬地方で飼育された黒毛和種のことです。
神戸肉流通推進協議会による一定基準を満たした牛肉に対して許される呼称で、もともとは但馬地方の農耕用の牛で、1,000m級の急斜面の山岳で働いていました。そのため皮が薄く、皮下脂肪が少ない筋肉質の赤身と程よくついた脂質のバランスがとてもいい霜降り牛です。
おすすめの食べ方ですが、ステーキや煮込み料理などが良いでしょう。しっかりした歯応えで旨味を味わえ、細やかな脂肪の風味が溶けあい、本来の牛の味を楽しめます。
松阪牛
松阪牛(松坂牛)は、松阪肉協会の基準が満たした牛肉に対して呼ばれる呼称で、三重県松阪を中心とした地域で飼育された優秀な牛日本三大和牛の1つで、正式名称は「まつさかうし」と呼ばれるブランドです。
松阪牛はキメの細かい霜降りで、肉質はとても柔らかく、脂はヘルシーで良質・甘く上品な香りがして、融点が低いため口の中に入れるとすぐに溶けてまろやかな食感が楽しめます。
松阪牛の食べ方はタレなどにつけないで、シンプルに軽く焼き、肉のタレをつけて食べるのがおすすめです。
米沢牛
米沢牛は、山形県米沢市にある置賜地方3市5町の畜産農業で1飼育され、米沢牛銘柄推進協議会が定めた一定の基準を満たした黒毛和牛だけが呼称を許される牛肉です。
置賜地方は寒暖の差が激しい盆地地帯で、米沢牛はその激しい気候の中で育てられたため、霜降りのキメ細やかで溶け出す温度も低く、口の中に入るとすぐに溶け出し、上品な脂と香りなどの味わいのある食感が楽しめます。
霜降りがとても美しい牛なので、肩ロースを使ってすき焼きなどで食べるのがおすすめです。
仙台牛
仙台牛は、仙台牛生産登録農家が個体に合った方法で適切に管理を行い、宮城県で飼育する肉牛です。全国で唯一、肉質等級が最高の「5」に格付けされていないと「仙台牛」と名乗ることが許されません。
仙台牛の特徴は、口当たりが柔らかく、まろやかな旨味を存分に味わえる肉汁が特徴です。
宮城県の良質な稲わらを食べて育った仙台牛は、脂肪と赤みが絶妙に入っており、上質な食感が楽しめます。
豊潤な脂が乗ったヒレやサーロインを軽く焼いて、ワサビや塩で食べると脂の甘味などが十分に味わえるので、おすすめです。
神戸ビーフ(神戸牛)
神戸ビーフとは、兵庫県で生産された「但馬牛(たじまうし)」(黒毛和種)からとれる枝肉が一定の基準を満たした場合に、「但馬牛(たじまぎゅう)」の呼称の代わりに用いることが出来る牛肉のブランド名です。
神戸ビーフは脂が筋肉に細かく入り込み、脂肪の白身と肉の赤身の色合いがとても鮮やか。とろけるような柔らかさの食感を楽しめる霜降り牛です。
そして、脂は人肌でも溶けてしまうくらいの融点で、あっさりとした口あたりと、芳醇な香りが楽しめます。
厚切りにしてステーキでいただくのがおすすめです。
近江牛
近江牛は、滋賀県内での飼育期間が最長である黒毛和種のことで、日本の食用牛肉の中でも最古のブランド牛と呼ばれています。
近江牛の肉質はキメ細かく、脂は甘く芳醇な香りで、霜降りの範囲が広いので、口の中ですぐ溶け出し胃もたれなどもしない上質な脂です。
他のブランドと比較してもとてもリーズナブルで、料理のプロからも「安くて美味しい」と評価が高いブランド牛です。
近江牛の美味しい食べ方は、すき焼きです。
融点が低いため、すき焼きでいただく際はさっと火を通して、肉の色が薄桃色ほどのうちに食べるといいでしょう。
飛騨牛
飛騨牛は、岐阜県の飛騨地方で飼育された黒毛和牛の牛肉です。日本食肉格付け協会の枝格付けで、肉等級が3以上、歩留まり級がAまたはB以上の全てを満たす牛肉を飛騨牛と呼びます。
飛騨牛の特徴はなんといっても綺麗なピンク色の、しっかりとした霜降り!豊富な霜降りが入っているにもかかわらず、しつこくない脂みの風味と筋繊維の柔らかさの、繊細な味わいが特徴的です。
繊細な味わいのため、炭火でサッと炙って焼肉や、すき焼きなどでいただくと良いでしょう。
肉屋が厳選!最高ランクのブランド牛通販商品5選
ここでは、肉屋が選んだ部位や食べ方ごとに5つの最高ランクのブランド牛通販商品をご紹介します。
最高ランクの焼肉用ブランド牛
内容量 | 松阪牛一頭盛り(焼肉用) 800g |
価格 | 15,120円(送料無料) |
焼肉用の最高ランクのブランド牛通販商品なら松阪牛の一頭盛りがおすすめ。A5ランクの松阪牛の全26種類の部位の中からその日に上質な部位を9種類選んでお届けします。そのため、焼肉で様々な最高ランクの肉質を楽しむことができます。
最高ランクのステーキ用ブランド牛
内容量 | 仙台牛1ポンド特大サーロインステーキ 1枚(約450g) |
価格 | 13,000円(送料無料) |
最高ランクのサーロインステーキなら仙台牛の1ポンドステーキがおすすめ。1枚約450gと巨大なサーロインステーキです。また、仙台牛は等級がA・Bの4・5ランクしか名乗ることのできないブランド牛です。
見た目のインパクトもあるので、お歳暮・お中元の贈答用にもおすすめです。
最高ランクのハンバーグ用ブランド牛
内容量 | 五穀和牛生ハンバーグ(6個入り) |
価格 | 3,600円 |
最高ランクのブランド牛のハンバーグといえば、五穀和牛の生ハンバーグ。保存料不使用のため小さいお子様やご年配の方にも安心のブランド牛のハンバーグです。
最高ランクの牛タン
内容量 | 【最高級】霜降り牛タンブロック 500g 1本 |
価格 | 5,500円 |
最高級の牛タンなら霜降り牛タンのブロックがおすすめです。牛タンといえば仙台が有名ですが、その仙台の仲卸が厳選して仕入れた、牛タンは適度な霜降りとタンならではの味わいを感じられます。
ギフト包装もあり、木箱に入れてお届けできるので、贈答品としてもおすすめです。
最高ランクのすき焼き用ブランド牛
内容量 | 【伊賀牛】【すき焼】上ロース&上カルビ 600g |
価格 | 6,500円 |
最高ランクA5・A4ランクのすき焼き用のブランド牛商品ならこちらがおすすめ。伊賀牛の上ロースと上カルビの2つを食べ比べできるすき焼き商品です。
上質な肉質にもかかわらず値段も比較的お手頃なので、ご自宅用・ギフト用どちらにも利用できます。
ブランド牛で作りたいおすすめレシピ4選!
ステーキ
材料(1人分)
ブランド牛のサーロイン 150g
塩胡椒 少々
牛脂 1欠片
作り方
ブランド牛サーロイン150gを筋を切るために叩いて、まな板の上にアルミ箔を敷き、肉の両面に塩と胡椒を振りかけます。
その後アルミ箔で肉を包み、フライパンで肉を15秒保温します(人肌にするのが目的)。
保温後はアルミ箔を取り、フライパンに牛脂を馴染ませ、中火より少し強めに両面を10秒焼き、お皿に盛り付けたら完成です。
牛肉のタリアータ
出典:cookpad
材料(300g分)
ブランド牛サーロイン肉 300g
ルッコラ 適量
オリーブオイル 大さじ1
*下味
塩胡椒 少々
おろしニンニク 小さじ½
★バルサミコソース
バルサミコ酢 大さじ3
赤ワイン 大さじ2
しょうゆ 大さじ1
はちみつ 大さじ1
おろしニンニク 小さじ½
有塩バター 10g
作り方
牛肉は30分以上室温において常温に戻します。
常温に戻ったら、肉全体に塩胡椒を振り、おろしニンニクを肉にのせてすり込ませます。
ルッコラは食べやすいサイズにカットしておきます。
フライパンにオリーブオイルをしき、中火でフライパンを温めて、フライパンが温まったら牛肉を入れて大体2分ほど肉の両面に焼き色がつくくらいまで焼きます。
焼き色がついたら肉をフライパンから取り出し、アルミホイルで肉を包み15分ほど置き、肉を落ち着かせた後5mm幅に肉を切り、お皿の上にルッコラと肉を盛りつけます。
肉を取り出したフライパンは脂を拭き取らず、バター以外の★を入れ、中火でひと煮立ちさせて、とろみがつくまで5分から7分程度熱します。
とろみがついたらフライパンにバターを入れて余熱で溶かします。
溶けたらバルサミコソースができます。
お皿の上に盛り付けた肉にバルサミコソースをかければ、料理の完成です。
牛すき煮
材料(2人前)
牛こま切れ肉 150g
玉ねぎ 1/2個
木綿豆腐 100g
(A)水 50ml
(A)しょうゆ 大さじ3
(A)酒 大さじ3
(A)みりん 大さじ2
(A)砂糖 大さじ2
(A)顆粒和風だし 小さじ½
サラダ油 大さじ1
作り方
玉ねぎを串きり・豆腐を4等分に切ります。
フライパンにサラダ油を敷いて中火で熱して、フライパンが温まったら牛こま切れ肉を炒めます。
牛肉に火が通ってきたら(A)と玉ねぎ・豆腐を加えて、蓋をして約15分ほど煮ます。
玉ねぎに火が通ったら完成です。
ローストビーフ
材料
(A)牛ブロック肉 500g
(A)塩こしょう 少々
(B)タイム、ローズマリーなどのハーブ 少々
(B)ブルーベリー 100g
(B)赤ワイン 50cc
(B)しょうゆ 大さじ2弱
(B)バルサミコ酢、酒、みりん 大さじ1
(B)すりおろし玉ねぎ 大さじ1/4個
(B)レモン汁 小さじ1
(B)塩こしょう、すりニンニク 少々
作り方
肉の中まで味が染み込むように竹串を何度も刺し、塩こしょうを手で刷り込みます。
フライパンに油大さじ1を入れて熱し、肉の全面をこんがりと焼き、焼き目がついたら弱火にして蓋をし8分間蒸し焼きにします。
蒸し焼きにした肉にじんわり熱を通すために、アルミホイルを2重に巻いて、さらに毛布に包んで室内に1時間以上置きます。
寝かせている間に、ソースを作ります。
フライパンに(B)の材料を入れ中火でかき混ぜながら煮詰めて、ちょうどいい感じに煮込まれたら火を止めて冷まします。
置いておいた肉は食べる1時間前に毛布から取り出して粗熱をとり、冷蔵庫に入れておきます。その後食事の10分ほど前に取り出し、肉を薄くカットしてお皿に盛り付けて、ソースをかければ完成です。
まとめ
最高ランクを誇るブランド牛7選と、ブランド牛で作りたいおすすめのレシピを4つご紹介しました。
一口にブランド牛といっても、上品な脂としっかりとした歯応え、豊潤な香りなど、肥育地域によってさまざまな特徴があり、おすすめの食べ方も異なります。
この記事を参考に、食べたいと思うブランド牛を選んでいただき、おすすめのレシピでブランド牛肉を楽しんでくださいね。