牛肉のリブロースとは?部位のカロリー・食べ方・人気商品をご紹介!

牛肉のリブロースについての解説

しっかりとした牛肉の肉質を味わいたい時に食べたくなるのが、ロース肉ですよね。

その中でもリブロースの美味しさは格別で、あえてサーロインではなくリブロースを頼む方もいるのではないでしょうか。

この記事ではリブロースの基本的な知識から食べ方までご紹介します。

リブロース肉をご自宅でも食べたい方、美味しい食べ方を知りたい方は参考にしてくださいね。
 

Re:Fit(レフィット)
 

牛肉のリブロースとは

図解リブロース

牛肉のリブロースは、ロース肉の中でも上級部位にあたります。

呼び名は複数存在し、アメリカでは「リブアイロール」、オーストラリアでは「キューブロール」という呼称で親しまれており、他に「リブロイン」と呼ぶ国もあります。

そもそもリブロースの名前の由来は、rib(リブ/あばら骨)とroast(ロースト/焼く)からできています。

名前の通り焼いただけでも十分美味しいほど、リブロースは肉質の良い部分になります。

 

部位

リブロースは牛の身体の背骨側にあり、肩ロースとサーロインに挟まれている部分です。

また、リブロースより腹側には、ヒレや中バラがあります。背骨付近であれば、肉質がしっかりとするのも納得です。

 

特徴

リブロースは牛1頭から10kg程度取れます。

牛の中心部分にあるため味や香りをしっかりと感じることができ、どの料理に使っても相性が良いのが特徴です。

霜降りの量が多いほど、肉のグレードも上がっていきます。

 

カロリー

リブロースのカロリーは、輸入牛100gあたり脂身付きで262.9kcalです。

また、赤身だった場合は、174kcalになります。

あくまでも目安なので、霜降りの具合によっては数字が前後します。

 

栄養素

牛リブロースには、たんぱく質、ヘム鉄をはじめとする体に嬉しい栄養素がたくさん含まれています。なかでも特筆すべきは、ビタミンB12・亜鉛です。

ビタミンB12には葉酸と一緒に赤血球を生み出す役割があります。血液を作るのに欠かせないということですね。その他にもたんぱく質、脂質の代謝を促したり、神経のはたらき維持を助ける役割も担っています。

亜鉛も健康的な身体維持に必要不可欠な栄養素。不足すると、味覚障害や免疫力の低下、皮膚粘膜・爪の異常をもたらすことがあります。また男性の場合、ED(勃起不全)を起こす可能性も出てきます。生殖機能にも大きく関与しているということですね。

 

リブロースの味・食感は?

リブロースの塊

上級部位と言われるリブロースの味や食感はどんなものか気になりますよね。次は味と食感をそれぞれご説明します。

 

脂身の甘みを楽しめるリブロース。肉質が繊細ながら、しっかりと感じられるのも特徴です。

肉の味をしっかりと味わうなら肩ロースでも良いのですが、脂が加わることでより上品な味になります。

赤み肉では物足りなさを感じる人にぴったりの味です。

 

食感

リブロースの食感はロースのしっかりとした肉感を残しつつ、繊細な肉質とジューシーな肉汁で滑らかな食感が魅力的です。

ステーキであれば、霜降り部分の脂が溶けだし、肉の旨味と脂の甘さを両方感じられつつ、とろける食感を楽しめます。

 

リブロースとサーロインの違いは?

そもそもロースとは肩ロース、リブロース、サーロインの総称なのです。

リブロースは赤身の中に細かな霜降りのバランスが最高です。見た目も綺麗で旨味を感じながらあっさりとした肉質です。

一方、サーロインはリブロースに比べて、脂を感じられる部位で、リブロースに比べてより一層ジューシーです。

どちらもステーキで楽しむことができ、高級な部位なのでブランド牛や黒毛和牛はギフトにもおすすめです。

 

リブロースのおすすめの食べ方

リブロースのステーキ

リブロースの一番おすすめな食べ方はステーキです。

しゃぶしゃぶや焼き肉でも美味しいのですが、リブロースの肉質と脂を生かすことを考えるとステーキがうってつけです。

また肉を大きめに切れば、カレーに入れるのもおすすめです。

肉質を感じられ、脂の旨味を生かせる食べ方が、リブロースの特徴を最大限に引き出すポイントです。

 

リブロースのおすすめの焼き方

リブロースをフライパンで焼くおすすめの焼き方を説明します。

 

①オリーブオイルと塩コショウで味付けして10分放置。

②中火で熱したフライパンに肉を置き、蓋をしめて弱火に落とし、10分蒸し焼きにする。

③ひっくり返して弱火で10分焼く。

④フライパンから肉を一度取り出し、肉汁をふき取った後またオリーブオイルを入れて強火で熱し、肉を戻して高温で表面に焼き色を付ける。

⑤アルミホイルに包んで10分後、切り分ける。

 

火加減と加熱時間に注意して、美味しくリブロースを焼いてみましょう。

 

 

リブロースのおすすめのレシピ

最後にリブロースのおすすめのレシピを紹介します。

どれも簡単に作れるので、一度試してみてください。

 

ローストビーフ

リブロースのローストビーフ

【材料】

・リブロース:300~500g

・オリーブオイル:大さじ1

・塩コショウ:大さじ1程度

 

【作り方】

①冷凍の場合は冷蔵庫内で一晩かけて解凍し、キッチンペーパーで肉の水分をよく拭き取る。

②調理台の上などに2~3時間置いて常温に戻す。

③水分が出た場合はキッチンペーパーで肉の水分をよく拭き取ってから、オリーブオイルと塩コショウを肉の表面全体にもみ込む。

④脂身がある部分を上にして天板に肉を置き、190℃で予熱したオーブンで焼き上げる。加熱時間はオーブンの出力や肉の大きさにより異なるため、20分焼いたところで肉の中心部の温度を計り、50℃まで上昇していない場合は10分ずつ追加する。

⑤肉の中心部の温度が50℃になったらオーブンのスイッチを切り、オーブンの庫内に15分ほど置いて予熱で火を入れる。中心部の温度が62℃になれば出来上がり。

⑥熱々のうちに切ると肉汁が流れ出てしまうので、粗熱を取ってから切り分ける。オーブンの天板にしたたり落ちた肉汁で作ったグレービーソースを添えてもGOOD!

 

ローストビーフを薄切りにしてご飯にのせれば、ローストビーフ丼にもできます。

1回でたくさん作れるので、ある程度作りおくのもありですね。

 

リブロースのひとくち角煮

リブロースのひとくち角煮

【材料】

・豚肉のリブロース(骨なし):約2.5ポンド位

・生姜スライス(厚さ3㎜位):10枚

・サラダオイル:少々

・料理酒:200㏄

・みりん:200㏄

・しょうゆ:150㏄

・砂糖:大さじ2

※お好みでゆで卵:2~3個

 

【作り方】

①お肉は2.5ポンドで脂身が少ないものを選ぶ。

②お肉を少し大きめにカットします。煮ると半分の大きさになるのでそれを見越したひとくち大になるようにカット。

③フライパンに油を入れて両面良く焼きます。煮崩れ防止のため表面を良く焼きます。お肉の量が沢山なので2回にわけて焼きます。

④焼いたお肉をお鍋にいれます。そしてしょうがをスライス。3ミリくらいの厚めに切ってください。

⑤調味料を計ってお肉の入った鍋に入れてください。

⑥調味料をいれたらしょうがスライスもいれて落し蓋をして中火で10分。

⑦沸騰した泡がぶくぶくとしてきたら、弱火にして、落とし蓋もそのままでさらに50分くらいじっくりコトコト煮てください。

⑧全部で約60分煮たら火を止めてゆで卵を入れて冷めるまで蓋をしておいてください。

 

おつまみをグレードアップしたい時におすすめです。

しっかりと煮込んで肉の旨味を引き出しましょう。

 

キャンプ飯、BBQでステーキ

リブロースでキャンプ飯

【材料】

・リブロース:かたまり

・岩塩:たっぷり

・粗びき胡椒:たっぷり

・ナツメグ:たっぷり

 

【作り方】

①肉に塩、ナツメグ、ブラックペッパーを惜しげもなく振る。

*肉が厚くなるほど強目に振ります。

②焼く前に肉を常温にすると、火の通り方が均一になります。

③火力は炭なりガスなり、弱火、中火、強火に分けておくと使いやすいです。

④味付けし常温にした肉を強火で表面を焼きます。

⑤表面が焼けたら中火で肉の中が52℃になるまで焼きます。温度は鉄串で肉を10秒ぐらい刺したら少し熱いと思うぐらいです。

⑥肉が厚ければアルミホイルを被せると早く火が通ります。

⑦焼けたらすぐに切って食べてもおいしいのですが肉汁が出てしまいますので少し冷めてから切るといいでしょう。

 

キャンプ飯×リブロースの相性は抜群です。

肉の味がしっかりとしているので、外での調理でも美味しく仕上がります。

 

 

まとめ

リブロースは脂が甘く、肉質がしっかりとしているのが魅力的です。

そのため、シンプルな味付けでも十分満足できます。

肩ロースもいいですが、たまには贅沢にリブロースを堪能してみてはいかがでしょうか。