産地によって肉の味が違う!?味が異なる理由とおすすめブランドご紹介!

牛肉の産地の違いやブランド牛の解説

 

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お取り寄せブランド牛を楽しもう!

高級感あふれるブランド牛肉

最近はスーパーや焼肉店などでたくさんのブランド牛の名前を目にすることも多くなりました。また、それぞれのブランド牛の通販サイトなどもたくさん出てきています。

ブランド牛は産地や地域によっても肥育方法や品種・等級(格付け)などが各団体で決められているため、高い品質やキメの細かなサシ(脂肪)が入っています。

今回は、「ブランド牛について興味はあるけど何が違うのかわからない」といった方向けに、味や食感の特徴、生産環境による違い、価格帯やその他ポイントなどについて、おすすめのブランド牛をご紹介していきます。

 

色々な産地の牛肉をご紹介

鮮やかな肉質のブランド牛

1. 松坂牛(三重県松坂市およびその近郊)

松坂牛とは黒毛和種に分類され、その中でも子を産んでいない雌牛で、三重県・中勢地方を中心とする旧22市町村、及び旧松坂肉牛生産者の会会員のもとで肥育され、松坂牛個体識別管理システムに登録されている牛です。

牛肉の特徴としては、霜降りの肉質であるため脂分が豊富であり、口に入れた瞬間にとろけるようなまろやかな風味を味わえる点。そのため、たくさんの方に人気のブランド牛になります。

松阪牛は、自由放牧ではなく牛舎で肥育し、穀物類の餌をメインで与えることで牛を肥やすという環境のもと育ちます。また、牛にビールを飲ませて、優れた肉質になるとされているマッサージをおこなうなどして、一頭一頭大切に育てられています。

大切に育てられているため、100gあたりA5 等級のサーロインでおよそ3000〜7000円とかなり高級なブランド牛になります。しかしながら、産地偽装などを防ぐために独自の個体識別管理システムに登録したり、販売できる業者を限定するなどの対策をしっかりとされているので、今ではギフトなどでも人気のブランド牛となりました。ステーキだけでなく、焼肉やすき焼きなど様々な料理に合うためぜひ一度、ご賞味ください。

 

2. 神戸牛(神戸ビーフ)(兵庫県)

神戸牛も松坂牛と並んで有名なブランド牛の1つです。

神戸牛とは、兵庫県内で肥育された牛のことを指すわけではありません。

生産者や生産流通業界や消費者の協力のもとに設立された「神戸肉流通推進協議会」という団体が定める厳しい定義をクリアしたもののみが、神戸牛と呼ばれます。神戸牛が、誰もが認める高級牛とされる最大の理由は、神戸牛の称号を得るための基準が厳しいためということにあります。

神戸牛の特徴はサシが細かく、赤身のもつ美味しさと絶妙に組み合わさっている霜降りにあります。また、口に入れた瞬間にホワッと溶け、後味もあっさりしているのが特徴です。肉本来の甘味と香りは本当に格別です。

神戸牛の育つ環境はストレスのない、豊かな自然環境。上質な餌、一頭一頭こだわった愛情を持って肥育されています。餌においては生産者ごとにこだわりがあり、一頭一頭それぞれの成長速度や健康状況に応じてコントロールされています。これこそが、神戸牛の美味しさが維持され続けている大きな秘訣です。

価格としても、サーロイン 100gで4500〜6000円程度と、「高級ブランド牛」の類となります。しかしながら、神戸牛の食感やうまみや香りというのは神戸牛でしか楽しむことはできませんので、ぜひ一度ご賞味ください。

 

3. 米沢牛(山形県米沢氏置腸地方)

米沢牛とは、子を産んでいない雌牛で、山形県米沢市の置腸地方3市5町で肥育された黒毛和牛であり、一定の基準を満たされたもののことを指します。

米沢牛の歴史は古く、明治時代にイギリス人洋学教師であったチャールズ・ヘンリー・ダラス氏が赴任先の山形から横浜へ持ち帰り、イギリス人の仲間に食べさせたところ大好評であったという逸話が残っているくらいに、歴史と伝統のあるブランド牛になります。

米沢牛は、寒暖差の激しい米沢市の気候のもと育ちます。与えられる餌も一頭一頭こだわり、とうもろこしや米ぬか、麦や稲わらなどたくさんの材料をブレンドしたもの。

米沢牛の味の特徴としては、きめ細やかな霜降りであり、口に入れるととろけるようで肉の持つ本来の旨味がふわっと口の中で広がる点。そのため、米沢牛の値段も100gあたりおよそ3000円〜と高級ブランド牛に分類されます。

とろけるような食感やお肉本来の旨味を味わって頂きたいので、シンプルな味付けのステーキで召し上がると米沢牛の虜になること間違いありません。

 

4. 近江牛(滋賀県)

近江牛は日本で一番の歴史を持つブランド牛になります。なんとこの牛には、400年以上もの歴史があります。

近江牛とは、豊かな自然と水に囲まれた滋賀県内で最も長期間にわたって肥育された黒毛和牛のことを指します。受け継がれる血の歴史は長いものの、元々は「江州牛」という名前でした。「近江牛」という名前がつけられてからの歴史は60年ほどと浅く、これからどんどんとブランドとしての価値がさらに上がっていくことが予想されるブランド牛になります。

近江牛は豊かな自然環境に囲まれて育つのはもちろん、生産者によって一頭一頭丁寧に管理されています。そのため、近江牛の持つ味が保たれています。味の特徴としては、肉はきめ細かく、サシも芸術的です。それであってあっさりとしていて、食事後に胃もたれなどしないのが特徴になります。

おすすめの食べ方としては、さっとお湯に通してしゃぶしゃぶにするもよし、ステーキでいただくもよし、本当にどんな食べ方にも合う最高のブランド牛です。価格も他のブランド牛と比べて、100gあたり2500円〜くらいとなっておりますので、日頃のご褒美や贈り物としては比較的手を出しやすい金額なのではないでしょうか?

日本で最長の歴史を誇る近江牛をぜひ一度ご賞味ください。

 

5.【外国産】オージービーフ(オーストラリア)

ここまでは日本国内で有名な産地の牛肉をご説明してきましたが、ここで海外の牛肉に関しても目を向けてご紹介します。よくスーパーなどで販売されているオージービーフ。オージービーフはオーストラリア産の牛肉のことを指します。国土が日本の20倍もある広大な土地で育てられる牛。オーストラリアでは実は人間よりも牛の数の方が多いのです。オージービーフは広大な土地でストレスなく放牧され、主な餌としては牧草を与えられています。日本だけではなく、世界中にオージービーフは輸出されています。

味の特徴としては、赤身で脂質が少ないため食感は硬くなりますが、カロリーが低くヘルシーな点です。またそれに加えて、価格も100gあたり500円以下とお求めやすいのもポイントです。おすすめの食べ方としてはガッツリとステーキで召し上がることをおすすめします!

 

6. 【外国産】アメリカ産牛肉(アメリカ)

牛肉やステーキというと、アメリカを想像される方も多いのではないでしょうか?アメリカ産の牛肉は主に穀物を中心とした高カロリーな餌を与えて飼育され、穀物が餌のメインとなるため肉自体に臭みがつきにくく、柔らかい肉質になりやすいです。また、アメリカでは霜降り肉よりも赤身肉が好まれる傾向にあるため、しっかりとした食感が楽しめる点も特徴です。

牛肉の値段も100gあたり500円以下とお財布に優しいのも良いですね。アメリカ産牛肉は赤身がメインとなりますので、ガッツリとステーキにして、味付けもアメリカンテイストで召し上がることをおすすめします!

他にも、実は意外と身近なのが仙台で有名な牛タン。ブランド牛の牛タンは希少価値が高くほとんど流通していないため、仙台で食べられる厚切り牛タンなどは実はアメリカ産のことが多いです。アメリカ産の牛タンは臭みなどもほとんどなく、国産のブランド牛と遜色ない味わいです。ネット通販ではブロック・スライスどちらでも注文できるのでご自宅での焼肉・BBQにもおすすめです。

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7. 【外国産】カナダ産牛肉(カナダ)

アメリカの隣のカナダも、牛肉の生産地として有名です。広大なカナダの大地と新鮮な水、透き通る空気によって育てられたカナダ牛。餌も穀物をメインとして肥育されるため、肉の臭みは少なく、ジューシーな赤身とあっさりした脂身のバランスは最高です。

値段としても、100gあたりワンコイン程度ですのでガッツリと食べることができます。おすすめはポテトやガーリックチップスを添えてのステーキがおすすめです。まだまだカナダ産の牛肉は、オーストラリア産やアメリカ産の牛肉と比較すると市場に出ている数は少ないですが、今後はもっとスーパーやレストランなどで目にする機会が増えるかもしれません。

 

 

色々なブランド牛肉を味わいたい

産地によって特徴、味わいがガラリと変わる奥深さが魅力の牛肉。輸入牛などであれば、近くのスーパーマーケット等で販売されていることが多いですが、ブランド牛は例外だと思います。

旅行先などで、その土地ならではのブランド牛を味わうというのも至高ですが、それだとなかなか各地のブランド牛を味わうことは難しいですよね。

そこでオススメなのがブランド牛のお取り寄せ。通販であれば、その土地に行かずとも美味しいブランド牛を味わうことができます。

複数のブランド牛銘柄がアソートされたセットなども販売されていますので、ぜひ食べ比べをしてみてください。牛肉がもつ個性の違いに、思わず驚いてしまいますよ。

 

まとめ

今回は日本の牛肉の産地、地方のブランド牛、および国外の主要な牛肉の産地のご紹介しました。他にも宮崎牛や但馬牛、飛騨牛、仙台牛など様々なブランド牛があるので、ぜひ皆さんも気になった産地の牛肉がありましたら、ご賞味くださいね。