広島で人気のブランド牛一覧と特徴・おすすめ商品ご紹介!

広島のブランド牛について

各県にはそれぞれブランド牛が存在しますが、広島も同じです。ということで、この記事では広島のブランド牛を一挙大公開。ブランド牛それぞれの特徴やおすすめのレシピを紹介しますので、広島が大好きという方をはじめ、気になる方はぜひご覧くださいね。
 

ツナガル行政書士
 

牡蠣だけじゃない!広島が誇る隠れたグルメ!

広島ブランド牛シャトーブリアン

広島グルメと言えば、大半の人が牡蠣やお好み焼きを頭に思い浮かべるでしょう。確かにその美味しさを堪能するため、旅行先に広島を選ぶ人も少なくありません。ですが実は広島には、牡蠣やお好み焼き以外にも、日本一良質な脂肪を含んでいる「広島和牛」という極上の食材が存在します。

「広島=和牛」という発想は、あまりピンとこないと思います。しかし実は、広島は「日本三大牛市場」の一つとして名を馳せ、和牛にまつわる伝統、歴史を数多くもっています。牛を育てるためにはやはり環境がとても大事です。広島は、海・山・川といった恵まれた自然環境の場所です。自然が豊かということは、水もきれいで空気もキレイということに繋がり、大自然の中で育てられる牛にとってはまさに最高の楽園。ストレスなく育てることで上質な脂肪分を含む牛肉が生産されているのです。

もちろん、この自然が生み出す力は、牛の飼育などの畜産業のみに適したものではありません。海・山・川の美しさは農業や漁業にも適しており、広島のありとあらゆる産業を活性化させているのです。

 

広島県のブランド牛

広島=牛肉、というイメージがなくてもどんなブランド牛があるかを知るだけで、広島の魅力をもっと感じていただけるのではないでしょうか。ということで、ここで広島県が誇るブランド牛を紹介します。広島和牛には、現在、広島牛・元就・比婆牛・神石牛の4種類があります。

 

広島牛

広島牛

広島県のブランド牛の中でも、一番分かりやすいネーミングの付いた「広島牛」。この牛は他3つの和牛と比較した場合、オレイン酸(脂肪酸)を多く含む特別な和牛です。

特徴としては、口の中に入れると脂がフワッと溶け、細かいサシによって肉質も柔らかいということ。牛肉ならではのコクと旨みを十分に堪能できる、まさに極上の和牛と言っても過言ではありません。一度は食べていただきたい和牛の一つです。

⇒広島牛(ひろしまぎゅう)の詳細はこちら

元就

広島血統和牛元就

元就は、広島牛の血統を引き継いだ和牛です。広島牛をもっと全国の人に知ってもらうために誕生しました。特徴は、無駄な脂肪が少なく、細かいキメによってまろやかさを堪能できること。噛めば噛むほど、元就の素晴らしさを知ることができます。

⇒広島血統和牛元就(ひろしまけっとうわぎゅうもとなり)の詳細はこちら

比婆牛

比婆牛は、広島牛の元祖として庄原市で誕生した和牛です。「比婆牛」と認定されるのは、「庄原市内で生まれ、広島県内が最終最長の肥育場所であること。」「肉質等級は3等級であること。」など5つの条件をクリアした和牛のみです。

比婆牛は厳しい条件のもとで生産されているため、市場へ出回ることも非常に少なく、大変希少な牛肉。口どけが良く柔らかい味わいで、後味もさっぱりとしています。

 

神石牛

神石牛振興協議会の定める3つの条件をクリアした和牛だけがその名を授かれる神石牛。比婆牛同様、出荷頭数が少ない希少な和牛です。脂肪が少なくて甘味があり、脂身があっさりとしているのが味わいとしての特徴。年間400頭しか出荷されていないため、食べられる人はラッキーです。

 

 

広島県産ブランド牛を使ったおすすめレシピ

広島のブランド牛についてここまで紹介してきたわけですが、特徴を知ることにより実際に食べてみたいと感じた人も多いでしょう。和牛は様々な料理に活躍してくれます。ということで、ここで広島県産ブランド牛を使ったおすすめのレシピを紹介します。

 

ヤオギモ煮

ヤオギモ煮

出典:全国イイ味ハマル味

まずは、ヤオギモ煮です。ヤオギモ煮は、某テレビ番組で紹介された広島の名物。作り方はとても簡単で、料理初心者の人にもおすすめです。

材料は、ヤオギモ300g、砂糖50g、醤油50g、生姜(チューブで3cmほどの量)です。材料にある「ヤオギモ」ってそもそもなに? と疑問に思う方もいるかと思いますが、ヤオギモとは、「牛の肺」を指します。地域によっては、フワ、ホッペ、バサなどと呼ばれています。

材料を揃えたらいよいよ調理開始です。手順は以下の通りです。

① 鍋にたっぷりの水を入れて沸騰させます。
② 沸騰した鍋の中に、ヤオギモを入れます。
③ アクを取りながら10分ほど煮て、お湯を捨てます。
④ アクの量が多く一回では完全に取れないため、➁と➂を3回ほど繰り返します。
⑤ アク抜きしたヤオギモをフライパンに移して、砂糖、醤油、生姜を加え、煮詰めていきます。

⑥ 5分ほど煮詰めて水分がなくなれば完成です。

かぼちゃと牛肉のスパイス煮込み

かぼちゃと牛肉のスパイス煮込み

出典:Panasonic

続いて、かぼちゃと牛肉のスパイス煮込みです。

材料は、牛肉(かたまり)400~450g、かぼちゃ200g、玉葱(中)1/2個、ミックスビーンズ100g、生姜5g、白ワイン50g、クミンシード小さじ1と1/2、ローリエ1枚、水1カップ、塩・こしょう適量、オリーブオイル大さじ1、イタリアンパセリなどをお好みで。

手順は以下の通りです。

① 牛肉は塩・胡椒をし、かぼちゃは種とワタを取って、それぞれ一口大に切ります。
② 玉葱と生姜をみじん切りします。
③ 鍋にオリーブオイルと牛肉を入れて、中火で全体を焼き、一旦別の皿に取り出します。
④ 牛肉を焼いた鍋の中に、玉葱と生姜を入れて弱火で炒めます。
⑤ ④にクミンシードを加えて、香りが立ったら白ワインを入れ水分がなくなるまで煮詰めます。
⑥ ⑤の中に③の牛肉と水、ローリエを加え、沸騰したら蓋をして、弱火で10分ほど煮ます。
⑦ 時間が経ったら、かぼちゃとミックスビーンズを加えて、さらに10分ほど煮ます。この時、焦げないように水分を適時足しましょう。
⑧ かぼちゃに火が通ったら、皿に盛り付けて、イタリアンパセリなどをお好みで飾れば完成です。

 

牛玉お好み焼き

牛玉お好み焼き

出典:e-town

続いては、牛玉お好み焼きです。

材料は、牛肉(薄切り)100g、キャベツ1/2個、卵3個、お好み焼きの粉2枚分、水(粉の表示量)、紅ショウガ大さじ1、油大さじ1、ソース・マヨネーズ・かつお粉(それぞれ適量)。

手順は以下の通りです。

① キャベツを千切りに、紅ショウガをみじん切にします。
② ボウルに粉、水、卵1を入れて混ぜ合わせます。
③ ②に①を入れて、さらに混ぜ合わせます。
④ ホットプレートに油を敷いて中火で熱し、温まったら③の生地を二つに分けて丸く広げます。
⑤ ④の上に牛肉と卵を載せて蓋をし、焼き色がつくまで7~8分ほど焼きます。
⑥ ⑤をひっくり返して両面焼けたら、ソース、マヨネーズ、かつお粉をお好みでかけて完成です。

 

広島 × 和牛

豊かな緑に恵まれた中国地方山間部。前述の通りこの場所は、一千年以上も前から「日本三大牛市場」のひとつとして栄え、その名を馳せた土地として有名です。

広島和牛は5年に1度開催される「全国和牛能力共進会(通称:和牛オリンピック)」でも2大会連続日本一に輝くなどの功績を持っています。この大会は、全国から選抜された和牛の権威ある品評会のようなものです。あまりイメージはないかもしれませんが、広島県には実績の裏付けのある和牛の深い歴史、伝統が根付いており、知るひとぞ知る和牛生産のメッカなのです。

 

まとめ

広島県のブランド牛について紹介しました。牛肉は広島を代表するグルメの一つです。広島牛を手に入れた際は、今回紹介したレシピを参考にぜひ調理してみてください。また、広島を訪れた際は、ぜひ広島牛をご賞味くださいね。