希少価値の高い伊賀牛の歴史・特徴・おすすめ通販商品ご紹介!

希少価値の高い伊賀牛について

三重県のブランド牛といえば「松阪牛」が有名ですが、三重県にはそんな「松阪牛」に匹敵する別のブランド牛が存在することをご存じですか?

「松阪牛」に肩を並べるほどのクオリティなのに、お値段はお財布に優しい。まさに消費者にとっては、ありがたいブランド牛です。

それが、今回ご紹介する希少価値の高い『伊賀牛』です。

この記事は、三重県の特産品『伊賀牛』についてまとめています。ぜひ最後までご覧ください。
 

ツナガル行政書士
 

幻の牛と称される伊賀牛

肉の横綱・伊賀牛

出典:対泉閣

『伊賀牛』は古くから地産地消のお肉として地元民に愛されてきました。多くは地元で消費されるので、地方であまり見かけることがなく【幻の肉】ともいわれています。

そんな希少価値の高い、伊賀牛について詳しくみていきましょう。

 

伊賀牛の歴史

<歴史>

・古くは1310年の『国牛十図』に大和牛と記載されている。

(※国牛十図とは、鎌倉時代に描かれた巻物。牛の産地や特徴を図にしたもの)

・江戸時代には伊賀牛を干し肉にし、伊賀忍者が保存携帯食として食べていた。

・1886年(明治19年)より伊賀牛の畜産が始まった(畜産の振興が目的)

・1905年(明治38年)東京の肉屋に奉公していた金谷清三郎が、伊賀から東京に伊賀牛を出荷すると、たいへん評判になる。このことが、伊賀牛を商品化する先駆けとなった。

・1953年(昭和28年)伊賀牛信仰協議会設立を経て昭和37年に伊賀産肉牛生産振興協議会が発足した。

・2014年(平成26年)アメリカ合衆国に伊賀牛が輸出された(約400kg)

・2019年(令和元年)ミシュランガイド2019年特別版(愛知・三重・岐阜)に伊賀牛を扱っている店舗が掲載される

約700年もの歴史ある伊賀牛。地元畜産農家さんの努力で今では、伊賀牛を扱っているお店がミシュランガイドに載るまでになりました。

 

伊賀牛の特徴

 <特徴>

1.たいへん大柄である

2.ストレスフリーで育てられている

3.伊賀産肉牛生産振興協議会会員が飼育管理をしている黒毛和種の雌(未経産牛)

4.肉質は芳醇でコクがあり香りが高い

5.近江牛の素牛と言われている

6.最終飼育地(伊賀市・名張市)で12カ月以上飼育されたもの

7.伊賀牛は三重県伊賀地方で生育されています。

8.伊賀地方は盆地特有の寒暖差で、三重県内でも気温が低く暑さに弱い牛たちに適した環境です。

9.伊賀牛は豊かな自然環境のもと、健康面を考えた飼育方法でストレスを感じることなく育てられます。結果として、上質な肉質を持つ牛へと育っていきます。

10.伊賀牛の称号は、伊賀産肉牛生産振興協議会会員が飼育管理をしている黒毛和種の雌(未経産牛)や、最終飼育地(伊賀市・名張市)で12カ月以上飼育されたものにしか与えられておらず、大変厳格です。

 

伊賀牛の味

<味>

ストレスなく育った牛は、肉質が柔らかく旨みがあり、霜降りと赤身のバランスも絶妙です。

霜降りのお肉は確かに甘くておいしいですが、伊賀牛はギトギトした脂の感じがなく、大変美味しい牛肉です。

 

伊賀牛の食感

<食感>

 口の中に入れると、とろけてしまう食感があります。

また赤身と脂身のバランスが良く、しつこさがないのも特徴です。

伊賀牛はなぜ希少価値が高いの?

赤身の旨味バランスが至高の伊賀牛肉

伊賀牛は希少価値が高いブランド牛といわれています。それはなぜでしょう?

 

<希少価値が高い2つの理由>

1.8割が地元で消費されている

2.生産数が少なく、流通域が狭い

伊賀地方で生育されている伊賀牛は、生産数が少なくその殆どが地元で消費されています。そのため、流通域が狭く、希少価値が高いといわれています。

殆どの地元販売事業者が、酪農家の庭先で牛を買う(生態販売)スタイルをとっており、顔が見える関係での取引が今でも行われている希少価値の高いお肉です。

 

伊賀牛を購入できるお店3選

そんな希少価値の高い伊賀牛は、どこで購入できるのか調べてみました。

精肉の奥田

精肉の奥田

<所在地>

〒518-0702 三重県名張市鴻之台2番地134 1F

 

<電話番号>

0595-64-1780

 

<営業時間・定休日>

9:00~19:30

火曜日

 

<店の特徴>

・自家生産・直売している伊賀牛を販売

・バーベキュー品から贈答品まで豊富な品揃えがある

・お肉だけでなく新鮮な野菜も販売

・店の2階に焼肉レストランがあり伊賀牛を味わうことができる

・ネット通販可能

 

伊賀肉森辻

伊賀肉森辻

出典:伊賀ポータル

<所在地>

〒518-0832 三重県伊賀市上野車坂町821

 

<電話番号>

0595-21-0760

 

<営業時間・定休日>

9:30~19:00

月曜日(祝日は営業)

 

<店の特徴>

・自家牧場がある

・ネット通販でも購入可能

・姉妹店で伊賀牛が味わえる(もりつぢ・炭火焼肉 森辻亭)もりつぢは、伊賀肉森辻と隣接しています。

・駅近(伊賀鉄道伊賀線 広小路駅から歩いて5分)

 

肉の伊藤銀座店

肉の伊藤銀座店

出典:肉の伊藤

<所在地>

〒518-0854 三重県伊賀市上野忍町2522

 

<電話番号>

0595-21-0648

 

<営業時間・定休日>

9:00~18:30

月曜日

 

<店の特徴>

・創業80年余年の歴史がある伊賀牛専門店

・店主が目利きから精肉加工まで全てを行う

・変わらない安心価格

 

伊賀牛でリッチなお家ごはんを

伊賀牛でリッチな焼肉

三重県で有名なブランド牛は「松阪牛」ですが、コスパ的には希少価値の高いブランド牛の伊賀牛がおすすめです。

特別な日にお肉を食べたくなったら、いつもよりちょっと贅沢気分で伊賀牛を購入するのもよし、大切な方へのお土産やご贈答に伊賀牛を選ぶのも大変喜ばれると思います。

現在はコロナ禍で外食にも気を遣います。そんなとき、たまにはリッチなお家ごはんも食べたくなりますよね。

三重県は「自宅から遠くてなかなか購入する機会がない」という方のために、現在は伊賀牛をネット注文できるお店もいくつかあります。お肉の鮮度、肉質を落とさないよう冷凍配送してくれるので、自宅でも上質な伊賀牛をいただくことができますよ。

 

まとめ

以上伊賀牛についてまとめてみました。

約8割は伊賀周辺など地元地域で消費される伊賀牛。そのためたいへん希少価値が高いブランド牛といわれています。肉質は柔らかく、赤身と脂身のバランスが絶妙。なおかつお財布にも優しい価格。

良いことづくしの伊賀牛ですね。

畜産農家が家族同様に大切に育て、最高の環境下で育った伊賀牛は絶品です。地産地消の傾向がある伊賀牛ですが、三重県に足を運ぶ機会があまりないというかたはぜひ通販を利用してみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。