熊本で人気のブランド牛一覧と特徴・おすすめ商品ご紹介!

熊本のブランド牛について

熊本のブランド牛を食べよう!

美しいサシの熊本県ブランド牛肉

世界最大級のカルデラを誇る阿蘇山や、諸島が連なる美しい海。壮大な自然を有する熊本県は、牛を生育するのに恵まれた環境が整っています。

そんな熊本県には近年和牛の生育に力を入れる畜産農家も多く、美味しいブランド牛がいくつも揃います。一般によく知られた黒毛和種だけでなく、褐毛和種が多く生産されているのも熊本県のブランド牛の特徴です。

広々とした大地と澄んだ空気の中で育った熊本県のブランド牛を、ぜひ一度食べてみませんか?ブランド牛の特徴や生産情報、熊本の牛肉にぴったりのレシピなどをご紹介します。
 

Re:Fit(レフィット)
 

熊本県のブランド牛

雄大な自然の中育つ牛たち

熊本県を代表的するブランド牛のおすすめランキング、1位〜3位まで見ていきましょう。

ランキング1位:阿蘇王

もともと熊本で飼育されていた特産の「くまもとあか牛」が、ブランド牛として新たに阿蘇王と呼ばれるようになりました。

阿蘇王は、赤身の中にバランスよく脂肪が含まれているのが特徴です。また、豊富なタウリンが含まれていてヘルシー。柔らかさとほどよい弾力性を兼ね備え、噛むほどにうま味を感じられる牛肉です。

あか牛というだけに、牛の品種は褐毛和種。全国的にも褐毛和種を生産している地域は限られており、その代表的な生産地が熊本といえるでしょう。

県内の主な生産場所は、大草原が広がる阿蘇のほか、山鹿・菊池・熊本市・上益城・宇城などの地域です。自然の恵みである牧草は、稲葉や大麦、トウモロコシなど安全で栄養豊かな餌を食べて育っています。

 

ランキング2位:天草黒牛

高級ブランド牛として名の知れた松坂牛や但馬牛とルーツを同じくするのが、天草黒牛です。

美しく赤い肉には絶妙なバランスできめ細かなサシが入り、とろけるような柔らかさと見た目よりもサッパリとした味わいが特徴です。

生産場所は天草市や上天草市、苓北町などの天草地域。海に囲まれたこの地では、昔から黒毛和種の生産が盛んに行われています。また、天草黒牛と呼ばれるものは生まれも育ちも天草。誕生してからの全期間を天草で過ごし、海風と太陽の光を浴びて育った天草の牧草や飼料を食べて成長していきます。

 

ランキング3位:旭志牛(きょくしぎゅう)

初夏にはほたるの光が舞う、自然豊かな菊池市旭志のブランド牛です。

肉質は柔らかく、質のよい赤身の中に適度な脂身が入ります。風味や舌ざわりのよさ、またジューシーな味わいに、消費者の満足度も高いブランド牛です。

牛の品種は、黒毛和種を父、ホルスタインを母とする交雑種。和牛に劣らない美味しさと品質を持ちながら、比較的手の届きやすい価格で販売されています。

旭志牛は、味彩牛という名のブランド牛の一つ。阿蘇外輪山の西にある鞍岳のふもと旭志で育てられた牛だけが、特にそう呼ばれています。経験豊かな畜産農家が、一頭ずつ細やかな気配りをしながら丁寧に生産しています。

 

熊本牛を美味しく食べるおすすめレシピ

バラエティ豊かなブランド牛が揃う熊本県。牛肉本来の美味しさを堪能するには、定番の料理がおすすめです。基本の肉じゃが・焼肉・ビーフカレーのレシピをご紹介します!

肉じゃが

熊本牛肉を使った肉じゃが

肉じゃがには、肩ロースやバラなどの部位がおすすめ。こま切れや切り落としでも美味しく作れます。

【材料】4人分

・牛肉(薄切り):400g
・玉ねぎ:1個
・にんじん:1本
・じゃがいも:6個
・だし汁:400ml
・砂糖:大さじ4
・酒:大さじ4
・みりん:大さじ4
・しょう油:大さじ4
・サラダ油:適量

【作り方】

1.肉を一口大にカット、玉ねぎはくし切り、にんじんとじゃがいもは大きめの乱切りにします。
2.鍋にサラダ油を入れて熱し、牛肉を炒めます。
3.玉ねぎを加えて炒め、さらににんじんとじゃがいもも入れて油が回るように混ぜ合わせましょう。
4.だし汁と調味料を加え、沸騰したらアクを取ります。
5.落としブタをして弱火にし、煮汁がなくなるまで30分ほど煮ます。

火をとめた後、しばらく置いて休ませると、より味がしみ込みますよ。

 

 

焼肉

熊本牛肉の焼肉

焼肉では、カルビ・ロース・バラ・ミスジ・ヒレ・ハラミ・内臓(タン・ミノ・センマイ・レバー)など牛のさまざまな部位が食べられます。それぞれの食感や味の違いも楽しめますね。

【材料】4人分

・牛肉(好みの部位):500~800g
・キャベツ:4枚
・玉ねぎ:1/2個
・ピーマン:2個
・しいたけ:4個

〈タレ〉
・砂糖:大さじ1
・しょう油:大さじ3
・酒:大さじ3
・ごま油:大さじ2
・しょうが:1片
・にんにく:1片
・ごま:適量

【作り方】

1.キャベツはざく切りに、玉ねぎは1cmほどの厚みで輪切りにします。
2.しいたけは軸の先を切り取り、ピーマンは縦4つに切って種を取っておきましょう。
3.すりおろしたしょうがとにんにくをすべての調味料とともに鍋に入れ、ひと煮立ちさせます。食べるまでに冷ましておきましょう。
4.牛肉と野菜をホットプレートや焼き網などで焼き、タレをつけていただきます。

タレは電子レンジで様子を見ながら加熱してもOKです。家族の好みに合わせて野菜の種類を追加してくださいね。

 

ビーフカレー

熊本牛肉のビーフカレー

ビーフカレーには、もも・肩ロース・バラなどさまざま部位が使用できます。ちょっと贅沢にしたいときは角切りを、子どもと一緒に食べる家庭では薄切りを選んでもよいですね。

【材料】4人分

・牛肉:250g
・玉ねぎ:1個
・にんじん:1本
・じゃがいも:2個
・にんにく:1片
・オリーブオイル:適量
・水:800ml
・ローリエ:1枚
・カレールー:4個
・ごはん:適量

【作り方】

1.牛肉は一口大に切ります。玉ねぎは5mm程度の薄切りに、にんじんとじゃがいもは好みの大きさで乱切りにします。
2.鍋に薄切りにしたにんにくとオリーブオイルを入れて加熱し、香りが立ってきたら玉ねぎを入れて炒めます。
3.フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、牛肉を焼きます。牛肉に焼き色がついたら、玉ねぎの鍋に移しましょう。
4.鍋に赤ワインを加え、ひと煮立ちさせます。アルコール分が飛んだら、にんじん、じゃがいもを入れ、軽く炒めます。
5.水とローリエを加え、沸騰したら弱火にして20分ほど煮込みます。
6.一旦火をとめてカレールーを入れ、更に15分煮込んで完成です。

お好みでガラムマサラなどのスパイスを加えると、風味がアップします。

 

まとめ

阿蘇に広がる大草原や天草の島々など、熊本は牛たちがゆったりと育つ自然環境に恵まれています。

そんな豊かな自然の中で生育されているのが、阿蘇王、天草黒牛、旭志牛などのブランド牛です。日本の代表的な褐毛和種や、誕生から一貫して天草で育てられている黒毛和牛、買い求めやすい交雑種などそれぞれ特色も異なります。

今回ご紹介した定番料理のほか、さまざまなレシピで牛肉のうま味を堪能できるでしょう。おいしい料理で、ぜひその特色の違いを確かめてみてくださいね。