ブランド牛といえば、皆さんはどんな牛肉が思い浮かびますか?
美味しい牛を育てるには、温暖な気候と綺麗な水が大切。日本一といわれた美味しい水と温暖な気候に恵まれた三重県は、牛たちを育てるのに適した最高の環境があります。
そんな三重県のブランド牛。どんなブランド牛があるのか気になりませんか?
今回は、三重県の人気のブランド牛3点とその特徴やレシピもご紹介します。
三重県は有名ブランド牛の宝庫!
三重県の有名ブランド牛の、特徴や生育場所・生育環境についてまとめました。
【三重県のブランド牛ベスト3】
松坂牛
伊賀牛
三重黒毛和牛
以上が三重県のブランド牛ベスト3!です。では、それぞれを細かく見ていきましょう。
松坂牛
<特徴>
牛肉の芸術品といわれるほど、大変きめの細やかな霜降り肉。
とろける甘さ。箸で簡単に切れるほど柔らかい。
<生育場所:生育環境>
松坂牛生産地域で育つ。生産地域には雲出川(くもずがわ)・櫛田川(くしだがわ)・宮川(みやがわ)の三つの川が流れている。この三つの川のおかげで美味しい牛肉を育てることができる。
稲ワラ・大麦・大豆粕の濃厚飼料を使用。約2~3年間飼育している。食欲がないときは、ビールを飲ませてたり、ストレス緩和のため身体に焼酎を吹きかけてマッサージをすることもある。ストレスをなくすことは、上等な肉質にも繋がる。
松坂牛は、日本三大和牛のひとつです。日本だけでなく広く海外でも有名で、名実ともに最高峰のブランド牛といわれています。農家の方は、牛とお散歩にも出かけることがあるそうです。牛一頭一頭に常に愛情をもって育てていることがわかりますね。
誰もが知っている松坂牛なら、ギフトで贈るのにも最適です。
伊賀牛
<特徴>味や肉質
肉独特の香りとコクがあり、口の中に入れるととろけてしまうほど柔らかく、松阪牛に匹敵するほどである。
<生育場所:生育環境>
伊賀地方で生産・消費される地域密着型のブランド牛。地元以外であまり食べられる機会がなく「幻の牛肉」と呼ばれている。伊賀地方の上野盆地は、寒暖差が大きい一方で夏は涼しく、暑さに弱い牛には適した環境である。
牛舎によっては、添加物を含まない純米吟醸の酒粕を餌に入れているところもある。アンチエイジング効果があり、赤身の色が明るくなった結果がでている。伊賀米で育てた伊賀牛として有名で、地元のタウン情報誌にも掲載されました。
地元密着型の伊賀牛は地元のかたに大変愛されているブランド牛です。松阪牛に匹敵するほどの味と肉質なら、もっと一般的に知れ渡って欲しいですね。
三重黒毛和牛
<特徴>味や肉質
肉の旨みのもと、脂肪にこだわったブランド牛。舌の上で脂がとろけて旨みを感じさせてくれる。キメの細かい肉質で大変柔らかい。
<生育場所:生育環境>
三重県産黒毛和牛の新生ブランド。JA全農みえと生産牧場が協力し合って作った黒毛和牛。
温暖な気候風土、大自然のなかですくすくと成長する。
現在の生産者は三重県北勢(10件の指定牧場で生産)・一部地域に限られているが、今後は三重県全体での生産を考えている。生産者は常に牛のストレスを考え、快適に過ごせるようにと床の交換を早めに行なったり、飼料にもこだわりながら生産をしている。
まだ歴史が浅い三重黒毛和牛ですが、JA全農みえと生産牧場が協力して美味しさを追求した結果、自慢の牛が生まれました。現在は、三重県を中心に愛知県・滋賀県の各店舗で販売されているようです。
手のひらのぬくもりだけで、溶けてしまいそうになるほど柔らかい脂質。ぜひ一度は食べてみたいですね。
次に、三重県のブランド牛で作るおすすめレシピをご紹介します。
三重県のブランド牛で作るおすすめレシピ
ステーキ・焼肉・しゃぶしゃぶ。肉料理のど定番ですが、他にも簡単美味しいレシピが作れます。ブランド牛で作るおすすめレシピの紹介です。
焼きしゃぶの春菊巻き
出典:満天青空レストラン
【材料:2人前】
牛肉切り落とし 200g
ネギ 20cm
春菊 60g
牛脂 1カケ
<たれ>
ごま油 大さじ1杯半
塩 少々
コショウ 少々
1.白髪ねぎを作っておく
2.春菊を冷水にさらして、シャキッとさせ穂先だけを摘まむ(よく拭いて水気をきっておく)
3.フライパンに牛脂をいれ、牛肉をさっと焼く(焼き過ぎないこと)
4.白髪ねき・春菊を牛肉で巻いていく
焼きすぎは禁物!さっと焼くのがポイント。白髪ネギや春菊の他にお好みの野菜を巻くのもおすすめです。また、白菜や水菜を巻いて蒸し焼きにしても美味しいです。タレは、ゴマダレやポン酢がおすすめです。
おもてなし牛丼
【材料:2人前】
牛肉肩ロース 300g
玉ねぎ 1/2個
しいたけ 2個
しめじ 1/2
酒 30ml
しょうゆ 45ml
みりん 120ml
1.鍋に酒・みりん・醤油・玉ねぎを入れてフツフツ程度の火加減で煮る
2.玉ねぎが透き通ってきたら、しいたけ・しめじを入れて煮る
3.しいたけ、しめじに味が染みるまで煮る
4.牛肉を入れてサッと煮る(*色が変わったタイミングで取り出しておきましょう)
5.アクを取り除き、火を止める
6.丼にご飯をよそって、煮汁をかけ最後に肉を盛る
赤身が残っているくらいサッと煮るのがポイントです。牛丼には紅ショウガが定番ですが、お肉の素材を生かすためにも、カイワレ大根や生姜の千切りを添えると、より牛肉の味が引き立ちます。
牛丼というと庶民の味ですが、ブランド牛で作る牛丼はお砂糖でなく、みりんで作っていきます。ぜひ試してみてください。
まとめ
三重県産のブランド牛を3点ご紹介しました。
美味しい水と温暖な気候の三重県は、牛たちにとってストレスがない最高の環境で安心して飼育されています。その環境のもと、生産者の努力と愛情で最高ブランドの牛肉を作っています。
「松阪牛」は日本だけでなく、海外でも評判が良い日本三大和牛です。口の中でとろける甘さと箸で簡単に切れる柔らかさが特徴。名前が通っているので、ギフトとして送ると大変喜ばれるブランド牛です。
「伊賀牛」は地元密着のブランド牛ですが、松坂牛に負けず劣らずの赤身が美味しいブランド牛です。
最後に「三重黒毛和牛」。JA全農みえと生産農家がタッグを組み、作っている黒毛和牛です。2005年11月販売開始と歴史は浅く、前者のブランド牛と違い知名度はまだあまり高くありませんが、これからが楽しみなブランド牛です。
ぜひ皆さんも一度は三重県のブランド牛をご賞味くださいね。