お手頃でおいしい高級ブランド牛を料理別にご紹介!

料理別のおすすめブランド牛の説明

 

Re:Fit(レフィット)
 

ギフトにおすすめの高級ブランド牛料理別にご紹介!

木製の箱に入った高級感あるブランド牛

ブランド牛は、血統や種別、枝肉の格付け、飼育方法などで、一定の基準を満たしたものにつけられるものです。それぞれの基準は法に定められたものではないため、それぞれのブランド牛を管理・推進する団体がA5ランクのみなど等級や飼料、産地などを各々で定義づけをしています。

ブランド化の目的は、地域の特産品として、もしくはその差別化や、地域の肉用牛生産の振興を主な目的としたものが多いです。各地のブランド牛は、それぞれに深い歴史やストーリーを持っており、その土地ごとの調理法や郷土料理も存在します。

今回は料理別でおすすめのブランド牛を厳選してご紹介!

ほとんどのブランド牛がインターネットでお取り寄せできるので、気になるブランド牛があれば、さらに調べて、できれば実際に味わってみてくださいね。

 

焼肉用におすすめのブランド牛

様々な部位の焼肉用肉

定番人気のブランド牛の食べ方といえば焼肉。焼肉ではカルビを始め、様々な部位の違いを楽しめます。ここでは焼肉におすすめのブランド牛をご紹介。焼肉用やBBQ用のセットなどもあるので食べ比べできるセットを購入するのもいいですね。

 

伊賀牛

伊賀牛の名産地は、三重県の伊賀市・名張市です。三重では「松阪牛」が有名だと思いますが、伊賀牛の歴史は松阪牛よりずっと古いことで知られています。

江戸時代には伊賀に存在した忍者が干肉を常に携帯して持ち歩いていました。そして明治時代には、東京の肉屋に奉公していた”金谷清三郎”という人物が伊賀牛を出荷し、そのうまさが世間で評判となったという歴史があります。

松阪牛にまさるとも劣らない美味しさです。他のブランド牛に比べて生産量はかなり少なく、伊賀周辺にしか出回らないため「幻の牛」とも呼ばれています。

伊賀牛の特徴

伊賀牛の肉質は細くて柔らかく、芳醇な香りとコクを醸し出しています。霜降り牛にも劣らない甘味とうまみ、とろけるようなまろやかさが口いっぱいに広がる特有の風味です。ギトギトした脂感がないので、焼肉でたくさんいただいても、もたれることがありません。

お子様やご年配の方のいるご家族にもおすすめのブランド牛です。

 

 

宮崎牛

宮崎牛と名乗るための条件は非常に厳しいといわれています。クリアしなければならない条件はいくつかあり、「黒毛和種であること」「宮崎で産まれ宮崎で飼育されていること」「肉質等級が”4等級、5等級”であること」このすべての条件を満たした肉牛だけが、「宮崎牛」を見事名乗ることができます。

宮崎牛の特徴

宮崎牛の霜降り肉には良い舌触り、他の牛にはない滑らかさと芳醇なコクがあります。ジューシーでいて上品で、口の中に入れた瞬間にとけていく霜降りと赤身のバランスの良さが際立ちます。牛肉独特のクセや臭みはまったくなく、赤身は適度に締まっており、細かく入るサシはとても美しいです。

 

 

石垣牛

石垣牛は沖縄県の八重山諸島、その中の石垣市や、石垣島において生育されている肉牛の総称です。石垣牛と定義されるための条件は、品種が黒毛和種であり、去勢もしくは雌牛であること。と同時に、八重山郡内(竹富町、与那国町)で一定期間以上の肥育されていることも必要です。

石垣牛の特徴

石垣牛の特徴は、脂肪のサッパリ感と赤身の旨味がうまく調和されているところです。しっかりとした肉の味が感じられます。焼き肉に限らず炒め物やステーキ、どのような料理でいただいたとしても高いレベルの味を堪能することができます。

 

 

ステーキ用におすすめのブランド牛

サシが入ったステーキ用ブランド牛肉

ステーキといえば、サーロインやヒレ・シャトーブリアンなどが有名ですね。肉質がはっきりと出るステーキ用のブランド牛は国産牛や輸入牛と比べるとはっきりと違いを感じられます。ここではステーキでおすすめのブランド牛をご紹介。

 

神戸牛

世界的にも有名な神戸牛。正式名称を「神戸ビーフ」「神戸肉」といいます。神戸牛を名乗るためには厳しい品質基準をクリアする必要があります。神戸牛は 「但馬牛」のなかの選りすぐられたものにしか与えられない称号なのです。

神戸牛の特徴

神戸牛のお肉には、脂肪が細かく入っています。これが絶妙な霜降りとなり、口に入れた瞬間にとろけてしまうような食感を実現させています。甘く、芳醇な香りで、品質の高さも世界一と呼び声高いお肉です。

 

前沢牛

岩手県奥州市前沢を最終飼養地とする黒毛和種の和牛が、一定の厳しい規格をクリアした場合にのみその名の使用をを許されるブランド牛肉です。

前沢牛の特徴

前沢牛は、上質できめ細やかな霜降り。肉質が抜群に良く、包丁を入れたときの手ごたえは、肉のしっとり感をしっかり感じさせます。脂の質がすばらしく、口に入れた際は肉が溶けるようなやわらかさを感じることができます。焼肉で楽しむ際は、シンプルな味付けで、素材そのものの風味を味わうのがオススメです。

 

 

いわて短角和牛

いわて短角和牛は、”赤べこ”の愛称で親しまれている南部牛と、アメリカの牛を交配・改良して生まれた肉用牛です。最近の赤身肉のブームで低脂肪肉として見直され始めており、食通の間でもじわじわ人気が出てきています。

いわて短角和牛の特徴

色鮮やかな赤身に、ほどよく入ったサシのバランスが絶妙なサーロイン。噛めば噛むほど旨味、風味が口の中に広がり、素材本来の魅力を堪能することができます。黒毛和牛の霜降り肉と比べて赤身の割合が多く、脂の割合が少ないヘルシーなお肉であるため、豊富な旨みをよりしっかりと感じられます。

 

 

しゃぶしゃぶ用におすすめのブランド牛

しゃぶしゃぶでいただくブランド牛肉

自宅用はもちろんのこと、ギフトとしても大人気なのがしゃぶしゃぶ用のブランド牛。霜降りのきめ細やかな極上のブランド牛は大切な人へのプレゼントとしてもおすすめです。

 

松坂牛

松坂牛は、三重県松坂市を中心に生産されている、脂肪分が豊富な霜降り肉です。三大和牛としても、とても有名ですよね。松坂牛は個体の情報管理も徹底されており、安心かつ信頼できる和牛ブランドとなっています。

松坂牛の特徴

深みがあり甘く上品な香り、きめの細かいサシと柔らかな肉質、一般的な和牛より不飽和脂肪酸を豊富に含むため、脂肪の溶け出す融点が低く、舌触りが良く滑らかな口当たりなどという点が特徴として挙げられます。しゃぶしゃぶにすることにより、濃厚なおいしさを、より引き立たせることができます。

 

但馬牛

兵庫県北部の地域で飼育される牛肉を但馬牛と呼んでおり、神戸ビーフ作りに欠かせない存在となっています。国の有名ブランド牛である「神戸牛(神戸ビーフ)」「松阪肉」「近江肉」などの素牛はすべてこの但馬牛です。

但馬牛の特徴

もともと但馬地方の農耕用の牛で、標高の高い山の急斜面で運動しているため、骨は細くて皮が薄く、皮下脂肪が少ないのが特徴で、脂質の良さが抜群なことで知られています。肉質が高くて、赤みと脂質のバランスの良い霜降りで有名です。肉の味を決める食感、甘み、香りのすべてを世界中のグルメに絶賛されており、ワインとの相性が良いことも特徴です。

 

 

すき焼き用におすすめのブランド牛

すき焼きでいただくブランド牛肉

贈答用で最も満足度が高いのがブランド牛のすき焼き。お肉だけでなく様々な旬の食材を一緒に食べることができるのも魅力ですね。すき焼きは関西風・関東風の食べ方があるので、ブランド牛の産地に応じた食べ方で食べてみましょう!

 

近江牛

日本には三大和牛と呼ばれる肉牛のブランドがありますが、その中でも圧倒的な歴史を有するのが「近江牛」で、400年以上の歴史があるといわれています。

近江牛の特徴

霜降りの甘みと風味が抜群で、とろける様な口当たりが魅力的なお肉です。脂肪が全体に細かく入っていますが、くどくなくさっぱりとした味わい。繊細な肉質と、芳醇な香りも特徴の牛肉です。

 

 

オリーブ牛

オリーブ牛は香川の名産品で、瀬戸内の温暖な気候とオリーブ飼料によって育てられています。香川が誇るブランド黒毛和牛である讃岐牛に、香川という土地ならではオリーブの実を加えた餌を与えたことがこの牛誕生のきっかけです。

オリーブ牛の特徴

とろけるような脂と甘みが特徴。それでいてコクがあり、さっぱりしていてやわらかく、ヘルシーなお肉を楽しむことができます。

 

 

佐賀牛

JAグループ佐賀管内肥育農家で飼育される黒毛和種のうち、日本食肉格付協会が定める、牛取引規格の最高の肉質である5等級・4等級で、BMS(霜降りの度合い)12段階中7段階以上をクリアしたものを佐賀牛と呼びます。

佐賀牛の特徴

柔らかな赤身の中に入り込む、”艶さし”と呼ばれるきめ細かな美しい霜降りが特徴です。しつこくなくさらりとした脂身の甘さと、コクのある味わいをもつ見事な霜降りは、他とは一線を画します。

どのブランド牛にするか迷う・・・

迷う女性

これまで挙げたブランド牛はほんの一例。全国各地にはとても美味しく、また、個性のあるブランド牛が数多く存在します。

なかなか選べないのも無理もありません。

そんな時は、ぜひ複数のブランド牛肉の味わいを楽しめるセット商品を購入してみましょう。ネットショップや業者にもよりますが、「ブランド和牛食べ比べ〇〇種セット」といったものがたくさん販売されています。なかには組み合わせを選べるものも。

「ブランド牛=おいしい」は確かですが、それぞれが持つ肉質の個性、特徴にも焦点をあてて、味わってみてくださいね。

 

まとめ

全国各地に数多存在するブランド牛。正直なところ、どれも美味しいお肉でしょう。しかしそれぞれが持つ個性、特色はバラエティ豊かで、ひとつとして同じものはありません。

牛肉の世界は、とても奥深いのです。ぜひ、様々な地域の牛肉を試してみて食べ比べてみませんか?