プリン体が少ない牛肉の部位をご紹介!

牛肉のプリン体についての解説

 

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プリン体とは?

痛風の原因

プリン体とは牛肉をはじめ、食物全般に含まれる塩基性物質です。人間の体内でも生成している特徴があるので、適量を守り普段の食事で摂取していきたいところです。過剰な摂取をおこなうことが原因で通風(高尿酸血症 )になるリスクが高まります。症状は足、手、膝、肩の関節に痛みが走ることです。場合によっては、関節の腫れが酷くなったり、排泄をおこなうことが困難となったりするので気をつけていきましょう。

しかし、適量のプリン体なら尿酸として分解されたあと、体の外に排出されます。普段、お肉を好んで食べる方ほど、プリン体の摂取量に気を配っていきましょう。今回は、プリン体の目安、プリン体が少ない牛肉の部位ランキングについてご紹介いたします。

 

 

プリン体の目安

含有量 基準(100mg)
50mg以下 極めて少ない
50~100mg 少ない
200~300mg 多い
300mg以上 極めて多い

プリン体の目安は、多くの食品で50〜300mgにおさまっています。過剰摂取を避けるためには、バランスの良い食事を取ることが大切です。

プリン体が300mgを超える食品として、鶏レバー、あんこう肝酒蒸しなどが挙げられます。200〜300mgの食品は、カツオ、豚レバーなどです。50〜100mgの数値では、ウナギ、ほうれん草、ボンレスハムなどが挙げられます。〜50mgでは、うどん、そば、パン、チーズな、牛肉どの乳製品、牛肉などが挙げられます。

プリン体が含まれている食品は数多くみられますが、300mgを超えるものは毎日摂取することを避けましょう。また、ビール・発泡酒にもプリン体が含まれていますが、普段飲む分には極めて多いレベルには達しません。しかし毎日飲む習慣がある方は、プリン体が体内に沈着しやすいため気を付けていきましょう。そんなプリン体は、牛肉にも含まれています。アスリートをはじめ、食事を気にしている方こそ、牛肉のプリン体が少ない部位に注目していきましょう。

 

 

プリン体の少ない牛肉の部位ランキング

リブロース

リブロース

リブロースの100g当たりのプリン体は74.2mgです。牛肉の中で、最も少ない部位に位置しています。おすすめの調理法はステーキです。お肉の裏表をじっくり加熱して、黒こしょうや、すりおろしニンニクを加えるなら味も絶品です。お手軽に作れるため、料理初心者の方にもぴったりといえます。

 

肩バラ

肩バラ

肩バラの100g当たりのプリン体は77.4mgです。おすすめの調理法は炒め物です。オイスターや香味風味で味付けするなら、絶品おかずに仕上がること間違いなし。栄養たっぷりな野菜がたくさん食べられるレシピとなります。最後に塩コショウを加えて、好みの味に調節していきましょう。通な方はカレーペーストで炒めても美味しく食べられます。

 

第1胃(ミノ)

第1胃(ミノ)

第1胃(ミノ)の100g当たりのプリン体は83.9mgです。おすすめの調理法はネギ塩炒めです。コリコリ食感が絶品な第1胃は、食べ応えもあります。さっと洗ってフランパンで炒めていきましょう。長ネギを入れたあと塩コショウで味付けするだけで完成します。手軽に作れるため、献立のおかずを一品を増やしたい方にもおすすめです。

 

肩ロース

肩ロース

肩ロースの100g当たりのプリン体は90.2mgです。おすすめの調理法はすき焼き風炒め物です。すき焼き用の具材を肩ロースとともに炒めて、最後に卵黄をトッピングするだけで完成します。ポイントは汁気がなくなるまで、しっかり炒めること。ご飯と一緒に食べたくなる、食欲そそる一品になること間違いありません。

 

タン

タン

タンの100g当たりのプリン体は90.4mgです。おすすめの調理法はネギ塩牛タンです。牛タンに塩コショウをふり裏表しっかり加熱してください。お皿に盛ったあと、味付けした長ねぎを添えて、お好みでレモンをかけていきましょう。食感が良いため、何枚でも食べられるおすすめ牛肉レシピです。

 

ヒレ

ヒレ

ヒレの100g当たりのプリン体は98.4mgです。おすすめの調理法はおろしソースステーキです。お肉をしっかり裏表加熱して、大根おろし、しょうゆ、レモン汁などを混ぜたソースを絡めるだけで完成します。味にコクが欲しい方は、卵黄を加えるのがおすすめです。盛り付けを工夫するなら、上品な印象もグッとアップ。メイン料理としても一押しのおすすめ牛肉レシピです。

 

スネ

スネ

スネの100g当たりのプリン体は106.4mgです。おすすめの調理法は牛スネ肉のビーフシチューです。じっくり煮込むほど、とろける味わいを堪能できます。野菜を大きめにカットしたり、隠し味にハチミツを入れたりするのもおすすめです。体をじんわりあたためてくれる牛肉絶品レシピです。

 

モモ

モモ

モモの100g当たりのプリン体は110.8mgです。おすすめの調理法はステーキサラダです。ヘルシーな味わいが特徴的のため、ダイエット中の方にもぴったり。夏場の献立の一品にもちょうど良いです。モモはオリーブオイルで加熱すると風味も出ます。クレソンや玉ねぎはお好みの量で調節してお皿に盛り付けていきましょう。

 

心臓(ハート・ハツ)

ハート・ハツ

心臓の100g当たりのプリン体は185mgです。心臓のことをハートやハツといいます。おすすめの調理法はバターしょうゆ焼きです。油の代わりにバターで心臓を熱し、しょうゆとコショウで味付けするだけで完成します。ものの数分で調理が完了する、お手軽牛肉レシピです。お好みでネギを添えても舌鼓を打つこと間違いありません。

 

 

レバー

レバー

レバーの100g当たりのプリン体は219.8mgです。牛肉の中で、もっともプリン体が多い部位といえます。おすすめの調理法はレバニラ炒めです。スタミナがつくので最近貧血気味の方にもぴったり。ニラとモヤシは気持ち多めにするなら、がっつり食べられます。隠し味にごま油を加えて、風味を楽しんでいきましょう。

 

【番外編】痛風

冒頭で少し触れた、痛風について。たまに周囲でも お酒をよく飲まれる方が痛風を発症した なんて話も耳にすることがあるのではないでしょうか?

痛風は、病名のとおり「風が吹くだけで痛い」という、かなり負担の大きい病気です。足の親指の付け根などが耐えられないほどの激痛に見舞われ、日常生活に大きく支障を来す恐ろしいものです。

昨今では、成人男性の5人に1人がいつ痛風にかかってもおかしくない、「痛風予備軍」といわれています。

この痛風に悩まされないようにするためには、アルコールを過剰に摂取しない、プリン体を多く含む食べ物を続けて摂らない、適度な運動をする ということを心がけましょう。

 

 

まとめ

牛肉のプリン体で、含有量がもっとも少ないのはリブロース、多いのはレバーとなります。お肉が好きで毎日でも食べたい方ほど、予防としてできるだけプリン体の少ない部位を選んでいきましょう。牛肉を使った料理レシピは豊富にあるので、飽きがくることなく、美味しく食べられます。プリン体は適量であるなら、尿酸となり外に排出されます。

レバーを一度食べたからといい、痛風に必ずなるとは限らないので安心してください。ぜひ、プリン体の含有量を気にしながら、牛肉の絶品料理を堪能してみてくださいね。