牛肉を燻製で食べる!おすすめ部位と作り方をご紹介!

牛肉の燻製について

 

ツナガル行政書士
 

自宅でも楽しめる燻製牛肉

自宅で楽しむ燻製

今、燻製したステーキ・ベーコン・ソーセージなどがひそかなブームになっていることを知っていますか。「燻製」と聞くと、「手間や時間がかかりそうで、自宅で作るなんて無理、、」というイメージをもつ方がほとんどではないでしょうか。

しかし最近では、自宅やキャンプで気軽に燻製料理を楽しむことができるのです。

感染症の影響で「お家時間」を充実させようとする人が増えたり、自分だけの時間を自然の中で楽しむ「ソロキャンプ」なども流行っていますよね。そんな自分時間を充実させるときに登場するのが燻製です。

スモークチップと燻製機があれば誰でも簡単に燻製を作ることができてしまうのです。燻製機といっても実際にはフライパンと網があればOKですし、燻製専用の機械もホームセンターなどで1000円台〜買うことができます。お酒のおつまみやちょっとしたパーティーに、ぜひ燻製を手作りしてみてはいかがでしょうか。

そして燻製の魅力はなんといってもあのスモークの風味ですよね。もともとは煙でいぶすことで保存性を高めるために作られていたのですが、今ではシンプルに燻製の味を楽しむことも多いです。

スモークチップや、使う食材によって味や風味も変化するので、自分だけのお気に入りの組み合わせをみつけるのも楽しいですよ。今回はそんな燻製を牛肉でいただく方法をご紹介していきます。燻製におすすめの部位や作り方をぜひチェックしてくださいね。

 

 

牛肉の燻製におすすめの部位

1.もも

もも肉の燻製

牛もも肉はさっぱりしていて脂身が少ないのが特徴です。

よく使う筋肉の部分なので、身が引き締まっており栄養価も高く、健康やカロリー面を気にする方にもおすすめの部位です。

もも肉はブロックや大きめの切り身で売られていることも多く、燻製にもオススメです。

値段も他の部位に比べて安いので、気軽に買うことができるのも嬉しいですね。脂身が少ない肉質は燻製にもってこい。

ローストビーフはもちろん、燻製してから乾燥させるビーフジャーキーにもモモ肉が使われていることが多いです。

 

2.肩ロース

肩ロースで燻製

肩ロースは牛の肩から背中にかけての部位で、赤身と脂身のバランスがちょうど良いのが特徴です。

適度に霜降りも入っていてカロリーは少し高めですが、たんぱく質が豊富で脂肪燃焼効果の期待される「カルニチン」という栄養素も多く含まれています。

肩ロースも比較的安く買える部位なので、ブロックで購入して燻製にしてみましょう。もも肉よりも脂がのっているので、ジューシーな仕上がりになりますよ。

 

3.ランプ

ランプで燻製

ランプ肉は牛のももからお尻にかけての部位で、赤身と脂身のバランスがとても良く、柔らかいのが特徴です。適度に脂身が入っているのに脂っこくなく、牛肉の中でも人気の部位なのですよ。

さらにカロリーは他の部位に比べて低めと、ローストビーフや燻製ステーキにして食べればダイエット中の方や健康に気をつかっている方にもオススメです。

希少価値が高いのでもも肉や肩ロースに比べると少し値段は高めですが、赤身をしっかり味わいたいのならばランプを用いてみましょう。燻製にする場合、中を少しレアにするとランプの美味しさが思う存分楽しめると思います。

 

燻製牛肉のレシピ

燻製中のお肉

本格派の方におすすめの燻製方法

燻製に本格的に挑戦してみたい!という方におすすめのレシピをご紹介します。

まず燻製は「塩漬け」→「塩抜き」→「乾燥」→「燻製」→「寝かせ」の5段階が基本的な手順となります。この中でも重要なのは「燻製」です。スモークチップを使った煙でいぶさないと燻製の風味は出ませんので、ここだけは少なくとも必ず行いましょう。

本格的に燻製を行う場合はまず「塩漬け」に時間と手間をかけます。塩漬けをしっかり行うことで食材の水分がしっかり抜け旨味が増し、さらに殺菌効果もあります。

数種類の塩やスパイスをブレンドしたものを牛肉にすりこみ、ソミュール液と呼ばれる塩水に牛肉を浸します。この状態で冷蔵庫に入れて約1週間待ちます。

しっかりと塩漬けができたら、水を張ったボウルに牛肉を入れて約6~8時間「塩抜き」を行います。塩抜きを終えた牛肉は「乾燥」させます。冷蔵庫で約12時間、しっかり乾燥と脱水を行いましょう。

ここまできたらいよいよ燻製です。スモークチップの種類もたくさんあるので、好みの香りを探してみるのも楽しいですよ。燻製ができたらさらに一晩、冷蔵庫で寝かせます。ここまでの工程で約10日間です。いつ食べられるの、、と思ってしまいそうですが、完成したときの味を想像しながらゆっくり待つのも燻製の楽しみ方かもしれませんね。

じっくり時間をかけて作った燻製牛肉は言わずもがな絶品ですよ。本格的な燻製を食べてみたい方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。

 

手軽に楽しみたい方におすすめの燻製方法

燻製を作ってみたいけれど、そんなに時間や手間をかけるのは面倒くさいという方。もちろん初心者の方向けに簡単にできるレシピもありますので安心してください。

まず揃える道具ですが、最低限必要なのはたった4つ。「フライパン・ふた」「網」「アルミホイル」「スモークチップ」です。フライパンにチップを入れ、その上に網を敷いて牛肉を燻製するので、少し深さのあるフライパンがおすすめです。スモークチップは日常生活においてあまりなじみのないアイテムだと思いますが、数百円で購入することができます。数種類のチップをブレンドさせても1000円以内で楽しめるので、複数買ってみるのもよいですね。

自宅で燻製を楽しむ場合は、ガスコンロにフライパンをセット。スモークチップをいれたらアルミホイルで覆います。そのまま約10分強火で加熱すると煙があがってくるので、そこまでいけば準備OKです。

あとは塩こしょうで味付けをした牛肉を網にのせ、蓋をして約10分。あっという間に風味やうまさがアップした牛肉燻製が完成します。この方法であれば初心者の方でも気軽にチャレンジできそうですよね。

安い牛肉が生まれ変わりますよ。わざわざ道具を揃える必要もないので、ぜひ試してみてください。

 

自家製燻製で気をつけたいこと

燻製は元々保存用食品をつくるための調理法です。燻製を行う過程で食材から水分が抜けることにより、保存期間を長くすることができ、燻製で発生する煙には食品の殺菌作用があるためです。

しかし、手作り燻製肉については、常温でいつまでも保存ができるようなものでもありません。冷蔵保存か、冷凍保存を心がけましょう。

食材の乾燥させ具合などでも変わってきますが、冷蔵保存の場合は1週間ほど(チルド質利用)。冷凍保存の場合は、2~3ヶ月ほどが目安となります。

なるべく日持ちを長くさせたい場合、燻製に取り掛かる際は調理使う包丁やまな板の除菌をし、清潔に保つことを心がけましょう。使用する食材の鮮度、燻製の際の温度管理も重要です。温度が低かった場合、食材が生焼け状態となり、腐臭を放つ場合があります。

 

通販ではギフトにローストビーフもおすすめ

通販ではギフト商品で、ローストビーフなどもあります。どうしても時間のかかるローストビーフを手軽に楽しめるギフトもおすすめです。

ギフトだと注文してからの賞味期限などを注意をしないといけないですが、基本真空パックでの冷凍発送なのであまり気にせずで大丈夫なのもいいですね。

父の日、お中元、お歳暮などでも上位にランキングされるギフトなので、ぜひ贈り物を贈る際に検討してみましょう。

 

まとめ

牛肉燻製なんておしゃれなものがお家で気軽に楽しめる時代になったのですね。少し前まではちょっと高級なお店でいただくものというイメージでしたが、自分で作れるのならぜひ試してみたいものです。

牛肉の部位によって脂ののりかたや柔らかさも違うので、いろいろな部位で燻製を作ってみるのもオススメです。普段の家飲みが一気に豪華になること間違いなしですよ。