牛肉のヘルシーな部位はどこ?おすすめ部位と食べ方をご紹介!

牛肉のヘルシーな部位について解説

 

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牛肉のカロリーは部位ごとによって違う

美しいロゼ色のローストビーフの断面

「ダイエットをするときにもお肉は食べるべき」ということは、すでに知っている方も多いと思います。お肉にはタンパク質がたくさん含まれているので、健康な体を維持するためにも必要不可欠です。

ではお肉の種類を選ぶときはどうでしょうか。ヘルシーなイメージがある鶏肉や豚肉を選びがちかもしれません。脂身が多く、一見すると高カロリーでありそうな牛肉はなんとなく避けられてしまいますが、実は牛肉も部位や食べ方を工夫すれば、ダイエット中でも食べることができるのです。

同じ牛肉でも、部位によっては倍以上カロリーが違うことを知っていましたか。牛肉はお肉の中で値段も高めで、美味しいけれどカロリーが気になるからダイエット中はやめておこうと思っている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

牛肉にも体に嬉しい効果がたくさんあるのです。今回は牛肉の部位別に、どのような特徴があるのか紹介していきます。

 

ヘルシーな部位別カロリーと特徴・おすすめの調理方法

ヒレ

厚切りヒレ

ヒレの特徴

ヒレ肉は脂身が少なくあっさりしているのが特徴です。ほとんど使わない筋肉のため、キメが細かくて柔らかく、ヘルシーでありながらも人気の部位です。

サーロインが「牛の王様」と呼ばれているのにたいし、ヒレ肉は「牛の女王様」と呼ばれています。

カロリーは100gあたり和牛なら223カロリー、輸入牛であれば133カロリーと牛肉の中でもっとも低カロリーです。ヘルシーなイメージの鶏ささみが100gあたり109カロリーなので、そんなに変わらないことがわかりますね。ダイエットの強い味方として活躍してくれそうです。

ヒレのおすすめ調理方法

ヒレ肉をしっかり味わいたいのであれば、まずはシンプルにステーキで食べるのがおすすめです。柔らかい赤身肉なのでレア〜ミディアム程度の焼き加減で十分美味しく食べられますよ。ヒレかつやローストビーフにしても柔らかくて美味しいのでぜひ試してみてください。

 

 

もも

塩胡椒をふったモモ

ももの特徴

ヒレ肉に次いでカロリーが低いのがもも肉です。もも肉は体を動かす際に使用する筋肉が集まっており、肉質はやや固めでキメもやや荒いのが特徴です。赤みが多く脂肪が少ないので、もも肉もダイエットにうってつけの牛肉といえます。また値段も他の部位に比べて安めなので、お財布に優しいのも嬉しいですね。

もものおすすめ調理方法

もも肉は焼肉から煮込み料理まで幅広く調理することができます。少し固めなのでビーフシチューなどの煮込み料理にすると、とろとろになって美味しく食べられますよ。もちろんそのまま焼いてステーキとして食べてもヘルシーなのでおすすめです。

 

 

肩(カタ)

ほどよい脂肪が入った肩

肩(カタ)の特徴

肩はタンパク質が多くほどよい脂肪分を含みます。よく運動する筋肉なので少し固めですが、コラーゲンなどの旨味が豊富です。カロリーは100gあたり286カロリーと、牛肉の中ではヘルシーな部位といえますね。

肩(カタ)のおすすめ調理方法

少し固めな肩は、煮込み料理にしたり薄くスライスしてすき焼きや牛丼にするのがおすすめです。煮込めば煮こむほど味がしみて柔らかくなり、美味しくなりますよ。

 

 

肩ロース

霜降りと赤みが美しい肩ロース

肩ロースの特徴

肩から背中にかけてのロース肉です。運動によく使われる首に近い部位のため少し筋は多いですが、脂肪もほどよくのっていて風味がよいのが特徴です。希少部位として知られている「ザブトン」や「ネック」なども肩ロースです。霜降りと赤身のちょうどよい比較的ヘルシーな部位といえるでしょう。

肩ロースのおすすめ調理方法

少し筋があるので、すき焼きやしゃぶしゃぶなど薄くスライスして食べるのがおすすめです。ほどよいサシと赤みのバランスが絶品です。またローストビーフにするのもおすすめ。塊肉を低温でじっくり調理すれば、肩ロースの美味しさが思う存分味わえます。

 

 

サーロイン

厚切りサーロイン

サーロインの特徴

ステーキといえばサーロインのイメージがある方も多いのではないでしょうか。肉の王様と呼ばれるサーロインは、キメが細かくて柔らかくジューシーな霜降りが特徴です。

赤身と脂肪のバランスがよく、お肉の味がしっかりと感じられます。カロリーは100gあたり498カロリーと高め。脂がのっているぶんダイエット向きではありませんが、たまに食べるごほうびとして選ぶのにはおすすめです。

サーロインのおすすめ調理方法

お肉の王道サーロインですから、ステーキにして美味しくいただくのがおすすめです。肉質も柔らかいので、あまり焼きすぎずにレア〜ミディアム程度の焼き加減でシンプルに塩・こしょうで食べてみてください。肉本来の旨味が感じられると思いますよ。

 

 

バラ(カルビ)

脂身と赤身が交互に層になっているカルビ

バラ(カルビ)の特徴

バラは牛のお腹の部分。脂身と赤身が交互に層になっているのが特徴で、こってりとした味わいです。焼肉にいったら注文する「カルビ」はバラの一部なのです。脂がのっていてカロリーは高いですが、濃厚な肉の旨味を感じられます。

バラ(カルビ)のおすすめ調理方法

脂身の美味しさを生かすのならば、ブロックのままや角切りにしてシチューやカレーなどの煮込み料理にするのがおすすめです。バラは牛肉の中で焼肉に一番向いている部位なので、薄切りにしてカルビ焼きとして食べるのももちろんおすすめです。

 

 

リブロース

リブロースの断面

リブロースの特徴

肩ロースとサーロインの間に位置するリブロースは、脂肪が多く柔らかいのが特徴です。霜降りが入りやすくキメが細かいので、脂・肉の旨味の両ともを楽しめる部位です。バラやサーロインに次いでカロリーの高い部位なので、ダイエット中のごほうびとして食べるのがおすすめです。

リブロースのおすすめ調理方法

リブロースは薄切り・厚切りどちらの調理方法でも美味しく食べることができます。ダイエット中であれば、薄切りにしてしゃぶしゃぶにして食べてみましょう。ほどよく脂も落ちてさっぱりと食べられるのでおすすめです。

なるべくヘルシーにお肉を食べよう

各種調味料

牛肉には筋肉を生成するタンパク質、脂肪燃焼を促すL-カルニチンなどといった、ダイエットやボディメイクに嬉しい栄養素が豊富に含まれています。

しかし、部位の中でも脂質やカロリーはさまざま。より効率的にダイエットを行うのであれば、モモをはじめとする赤身肉をチョイスすると良いでしょう。

そして、調味料にも気をつけましょう。マヨネーズ、はちみつ、タルタルソースなどの高カロリーな調味料は選ばず、にんしょうゆ、にく、わさび、生姜、大根おろし、七味唐辛子等のヘルシーなものと共にいただきましょう。

食べる順番や一緒に食べる食材も大切ですね。まずは水分、食物繊維を含む野菜を摂ってお腹を膨らませ、その後お肉、お米などの炭水化物 という順番を心がけましょう。

 

 

まとめ

部位や調理方法を気をつければ、ダイエット中でもさまざまなレシピで牛肉を食べることができます。

ポイントは脂身の少ない部位を選ぶこと、調理するときはシンプルな味付けで焼いたり茹でたりして食べることです。

また和牛よりも輸入牛の方がカロリーは低いので、スーパーなどで買うときにはそこも注意すると良いかもしれません。ヒレやももなどをチョイスすれば、ヘルシーに楽しくダイエットできそうですよね。

ただいくらヘルシーといっても食べすぎては意味がありません。適度な量を美味しく食べて、健康な体作りをしましょう。