カルビやロース、タンなど牛肉には様々な部位がありますが、あまり聞くことのない希少な部位「ザブトン」という部位が牛肉にあるのはご存知でしょうか？
ザブトンは厚切りステーキなどで食べると美味しいといわれている部位で、1頭の牛からわずかしか取ることができない希少な部位です。
そこでこの記事では、牛肉のザブトンとはどこの部位に当たるのか、またその特徴や気になるカロリーなどを徹底的に深堀りしていきます。
おいしい食べ方や味などもご紹介していきますので、興味がある方は是非ご一読ください！
牛肉のザブトンとは？
まずはザブトンがどのような肉なのかを見ていきましょう。部位・特徴・カロリーを具体的に解説していきます。
部位
ザブトンは牛肉の肩ロースのあばら骨の方にある肉のことを言います。
実は焼肉屋や精肉店で売られている「ロース」といっても、その中では様々な部位が存在しており、その一つがザブトンです。
牛1頭あたりから3キロ程しか取れない希少部位といわれており、国産和牛で100gで1,000円を超えるほどの値段で販売されています。
特徴
ザブトンはロースの中でもかなり霜降りが多く、おいしい肉として知られています。きめ細かなサシが特徴的で、脂身が一般的なロース肉に比べると多いです。
ザブトンという一風変わったネーミングは、肉がまるで座布団のような形状をしていることからきています。
カロリー
ザブトンのカロリーは、100gあたり約500キロカロリーといわれており、一般的なロース肉では100gあたり約200キロカロリーですのでかなり高カロリーな部位です。
そのため、あまり食べ過ぎると胃がもたれてしまう可能性があります。カロリーを気にしている方は気をつけましょう。
ザブトンには豊富たんぱく質と脂質が含まれているだけでなく、健康的な血液を作る役割のある「ビタミンB12」や、粘膜や皮膚を正常に働かせるミネラルも含まれています。
ただ高カロリーなだけでなく、人間が生きていく中で必要な栄養素も豊富に含まれているのがザブトンの特徴です。
ハネシタ？ザブトン？
ザブトンという部位は、「ハネシタ（羽下）」という名で呼ばれることもあります。ザブトンの由来は座布団の形状からきているとお伝えしましたが、ハネシタは周囲の高級部位を「羽根で包むような形」で存在するから といわれています。牛肉の部位は地域によってもいくつか複数の呼称が存在するのが特徴です。
ちなみに外国産牛の場合、ザブトンにあたる部位は「チャックテールフラップ」と呼ばれています。
ザブトンの味・食感は？
ザブトンをまだ食べたことがない方も多いと思いますので、気になる味や食感について詳しく解説していきます。
味
ザブトンは細やかなサシが特徴的で、芳醇な脂の風味、そして肉の旨味の両ともを味わうことができる部位です。
ザブトンの部位の位置によっても味は異なります。上部になるにつれ脂が少なくなりますが、ほどよいバランスでサシが入り込んでいるため、和牛らしい味わいを堪能することができます。
食感
ザブトンの食感は、とにかく柔らかいのが特徴的。口の中でとけるような食感でクセが少なく食べやすいです。
硬い肉質を好む方には少し物足りない食感かもしれませんが、高級感のある肉質を堪能したい方はザブトンはおすすめの部位です。
ザブトンのおすすめの焼き方
ザブトンを焼肉やステーキで食べるなら焼き加減はレアに限ります。
片側の表面をカリっと強火で焼き、脂が溶けてきたタイミングでもう片方を焼き目が良い感じにつく程度に焼きましょう。
あまり焼き過ぎると、ザブトン特有の脂が溶け出して旨味がなくなってしまいますので、焼きすぎには注意しましょう。
レアが苦手な方でもパクリと食べられる部位がザブトンの魅力的なところですので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか？
ザブトンのおすすめの食べ方
ザブトンをおいしく食べるには、以下の食べ方がおすすめです。焼いても良し、生で食べても良しな逸品ですので、是非色々な食べ方で食べてみてください！
焼肉
ザブトンを焼肉でいただく場合は、薄めに切り、焼きはさっと炙る程度にとどめるのが良いでしょう。
美味しく食べるポイントとしては、あまり焼き過ぎない事。すこしレア気味で食べるとザブトン特有の柔らかさを失われずに済みますし、ほんのり脂が溶け出したかな？くらいが丁度良いです。
厚切りステーキ
ザブトンのステーキを料理店などで食べると結構な値段がしますが、精肉店や通販などで安く手に入った場合には、厚切りステーキでガッツリ食べるのも良いでしょう。
おうちのフライパンやホットプレートをしっかりと温めて焼けば、十分美味しく食べられます。
焼き方のコツとしては、表面に焼き色がつくようにさっと焼き、中はレアに仕上げるのがおすすめです。
しゃぶしゃぶ、すき焼き
ザブトンをすき焼きやしゃぶしゃぶで、なんて贅沢に食べるのも良いでしょう。
すき焼きの場合、お肉はザブトンのみでなく、ザブトンに似た部位である肩ロースと食べると、リーズナブルにたっぷり牛肉を楽しむことができます。
お刺身、寿司
ザブトンを火に通すことなくお刺身や寿司にして食べるのもおすすめです。
新鮮なザブトンであれば、火に通さず生や炙りで食べることができ、生食ならではの上品な脂の風味や旨味、とろけるような食感を楽しむことができます。
シンプルに塩でいただくのも美味しいですし、わさび醤油で肉の旨味引き立たせる食べ方もおすすめ。
もちろん何もつけずに食べても肉本来の旨味を楽しむことができますので、色々な食べ方で堪能してみてください。
ザブトンの人気通販商品ご紹介！
ここではザブトンで人気の通販商品をご紹介！
【伊賀牛】極上すき焼きorしゃぶしゃぶ用3種セット（ザブトン・上リブロース・ミスジ） 900g（各300g）【送料無料】
| 内容量 | 伊賀牛スライス3種セット（ザブトン・上リブロース・ミスジ）900g（各300g） |
| 価格 | 15,000円（送料無料） |
伊賀牛のザブトンだけでなく、上リブロースやミスジといった部位を楽しみながら食べ比べできるセット。そんな3つの部位をすき焼き・しゃぶしゃぶで楽しむことができます。綺麗な霜降りや上リブロース・ミスジといった様々なな部位が並んでいるため、贈答用にもおすすめの3種セットです。
【伊賀牛】ザブトン 300g【すき焼きorしゃぶしゃぶ】
| 内容量 | 伊賀ザブトンスライス 300g |
| 価格 | 6,000円 |
伊賀牛のザブトン単品を購入するならこちらがおすすめ。綺麗なサシの入ったザブトンは食べるだけでなく見た目も綺麗です。綺麗な赤身と上質なサシをすき焼き・しゃぶしゃぶで楽しみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか？この記事では牛肉の部位の一つであるザブトンの特徴やおすすめの食べ方を解説してきました。
ザブトンは牛1頭につき3キロほどしか取れない希少な部位で、きめ細やかなサシとザブトン特有のうまみが特徴的です。
ザブトンを食べるなら、焼肉やステーキで食べるのが鉄板といえます。ですが刺身で食べたり肉寿司などの生食で食べるのも、一味違うザブトンの旨味を味わうことができます。
ザブトンの特徴を理解し、まだ食べたことがない方は是非精肉店や通販などで取り寄せてみてくださいね！
