岐阜で人気のブランド牛一覧と特徴・おすすめレシピをご紹介!

岐阜県のブランド牛について

有名ブランド牛の産地、岐阜県!

岐阜県は中部地方の内陸部に位置します。かの武将、織田信長の本拠地であり、温泉郷や有名な映画のロケ地もたくさんあります。

観光でも有名で四季がはっきりしており、気温の差が大きい土地です。気温の差がはっきりしていることや、大都市である愛知県が近いことから多種多様な農畜産物が作られています。

西濃地域ではトマト、いちご、きゅうり、ほうれん草、枝豆、柿、梨などが盛んに作られています。飛騨地域では、夏場でも涼しい気候を生かして夏秋トマト、夏ほうれんそう、夏ぎくなどが特産品です。

海がない県ですが、きれいな川があるのでアユやマスなどの川魚は有名です。

そして、広大な土地を利用して牛の酪農も行われています。それが、あの有名な飛騨牛です。
 

Re:Fit(レフィット)
 

岐阜県のブランド牛

飛騨牛

岐阜県のブランド牛は飛騨牛一強です。

飛騨牛は飛騨地方で肥育された黒毛和牛です。岐阜県内で14か月以上肥育され、肉質等級3以上、歩留まり等級がAかBという条件を満たした牛のみが飛騨牛と呼ばれます。飛騨地域で肥育された牛であっても、この定められた品質をクリアできなかった場合は「飛騨牛」と名乗ることはできず、「飛騨和牛」という名で流通することとなります。

しっかりと霜降りが入った肉は良質そのもので、きれいで鮮やかなピンク色をしています。ビジュアル的にもとても見栄えが良いお肉です。霜降りが多いにも関わらず、脂身の風味はしつこくなく、繊細な味わい、芳醇な香りを楽しむことができます。

「和牛のオリンピック」ともいわれる「全国和牛能力共進会」では肉質日本一に選ばれたこともあり、名実ともに全国有数のブランド牛です。

 

飛騨牛を使ったレシピ

牛卵とじ丼

肉の食感が重要となる料理なので、切り落としがおすすめです。飛騨牛肉にはあまり火を通しすぎないように注意してください。

材料:飛騨牛切り落とし、タマネギ、万能ねぎ、卵、麺つゆ、酒・みりん(1・1)

① タマネギを薄くスライスし炒めます。しなっとしたら、麺つゆを薄めたものと酒、みりんを入れ煮詰めます。
② 煮立ったら、牛肉を入れさっと火を通します。
③ 溶き卵を流し、蓋をして卵が半熟になったら炊き立てのごはんに盛ります。
④ 好みで万能ねぎをかければ完成です。

 

牛めし

牛卵とじ同様、肉の食感が大事なので切り落としがおすすめです。

材料:飛騨牛切り落とし、ごぼう、酒・みりん・しょうゆ(1・1・1)、ニンニク、ショウガ、ごま油、砂糖、水、

① ごぼうをささがきにして水に浸し、お肉を細かく切ります。
② 鍋にごま油を引き、肉と水気をきったごぼうを炒めます。肉の色が変わったら、ニンニク、ショウガ、酒、みりん、しょうゆを加え煮詰めます。
③ 水を入れ煮汁が大さじ1になるくらいまで弱火で煮ます。
④ 炊き立てのご飯に混ぜて完成です。

冷めても美味しいのでお弁当にもおすすめです。

 

牛すき煮

牛すき煮におすすめの部位は、肩ロースともも肉。肩ロースは煮ることで牛の出汁が出て、具材全体が美味しくなります。もも肉は、脂身が少ないので脂が苦手な方におすすめです。

材料:飛騨牛(肩ロースかもも肉)、焼き豆腐、タマネギ、青ネギ、しょうゆ・みりん・酒(1・1・1)だし(1カップ)

① 鍋にしょうゆ、みりん、酒、だしを入れてひと煮たちさせる。牛肉を入れ、色が変わったら取り出します。
② 肉を焼いた鍋に、焼き豆腐と薄くスライスしたタマネギを入れ、中火で柔らかくなるまで煮ます。
③ 器に①と②を盛り付け、青ネギを散らせば完成です。

 

牛ひつまぶし

出典:おとなの週末

牛ひつまぶしには、脂少なめでちょうどよくサシの入ったもも肉がおすすめです。

材料:飛騨牛(もも肉)、万能ねぎ、のり、わさび、砂糖・しょうゆ・酒・みりん(2・2・2・1)、だし汁

① お肉を焼き、焼き目が付いたら砂糖、しょうゆ、酒、みりんを加え煮詰めます。
② 水分が飛んだら、ごはんの上に盛り付けます。
③ あとはひつまぶしと同様に、まずはそのまま。次に薬味で。最後にだしをかけて召し上がってください。

 

ステーキ

ステーキに適した部位は、サーロイン、ヒレ、リブロース、もも肉です。

サーロインは定番、王道中の王道といえます。脂に甘味があり柔らかく、ジューシーで分厚いお肉なのでステーキにおすすめです。ヒレ肉は、牛肉の中で最も柔らかい部位です。脂が少なくあっさり食べられ、タンパク質豊富です。脂身が得意でない方、できるだけさっぱりとした味わいを楽しみたい方、カロリーや脂質が気になる方におすすめです。

リブロースは柔らかい食感かつ、脂多めで食べ応えのあるジューシーな部位。がっつり食べたい方におすすめです。

もも肉は、赤身肉で濃厚な味。脂はほとんどなく、噛み応えのある部位です。たんぱく質豊富で、カロリー、脂質ともに少ないです。価格も比較的安価なので、がつっり食べたい方、ダイエット中の方におすすめです。

材料:飛騨牛(サーロイン・ヒレ・リブロース・もも肉)

① お肉は常温に戻しておきます。塩コショウで下味をつけます。
② フライパンに油をひきましょう。(牛脂があればそちらを使います)強火でフライパンを温めます。
③ 温まったらお肉を投入。焼き目がついたら裏返して蓋をします。
④ 好みの焼き加減になったら取り出し、アルミホイルで包み放置します。
⑤ 同じフライパンでソースを作ります。醤油わさびやオニオンソースなど好みのソースを作りましょう。
⑥ アルミホイルを取りお肉をカットします。器に盛りソースを添えたら完成です。

低温調理器で作ると、より美味しいステーキができます。

 

和風ハンバーグ

材料:飛騨牛(ミンチ)、タマネギ、卵、パン粉、ナツメグ、しょうが、しょうゆ、塩こしょう、砂糖、みりん、酒、にんにく、だいこん、大葉

① タマネギをみじん切りにし、フライパンで炒めます。大葉は千切りに、だいこんはすりおろしておきます。
② ボウルに牛肉、タマネギ、卵、パン粉、塩コショウ、ナツメグ、しょうが、しょうゆを加え、よくこねます。
③ こね終わったら成形します。フライパンに油を薄く引いて温めます。
④ 温まったら、ハンバーグを入れ中火で焼いていきます。焼き色が付いたら裏返し、蓋をします。
⑤ 焼けたら盛り付け、大根おろし、大葉を添えます。
⑥ ハンバーグを焼いたフライパンで、しょうゆ、砂糖、みりん、酒を1・1・1・1・で煮詰めれば和風ソースもできます。好みでおろしにんにくを入れても美味しいですよ。

 

三色丼

材料:飛騨牛(ミンチ)、卵、えんどう豆、酒、みりん、しょうゆ、ゴマ油、砂糖

① ミンチでそぼろを作ります。フライパンで肉を炒め、色付いたら酒・みりん・しょうゆを加え、汁気がほとんどなくなるまで煮詰めます。
② ボウルに卵を割り、酒・砂糖・塩を加えて混ぜます。
③ フライパンにゴマ油を引き、温まったら卵を加えそぼろを作ります。
④ 炊いたご飯の上に、肉そぼろ、卵そぼろ、えんどう豆を盛り付けたら完成です。

 

まとめ

岐阜で飼育された牛の中でも、厳正な審査基準を満たさなければ飛騨牛と名乗ることができません。

飛騨牛は本当に柔らかく、良質な脂ものっているため少し食べるだけで満足できます。飛騨の観光地でも飛騨牛の握りやコロッケなど販売されていますので、お試しで食べてみるのもおすすめです。

普段の食事でも飛騨牛を使ってみると、一気に豪勢なものになりますね。