ブランド牛と聞くと、高級感があり、おいしいというイメージがありますよね。全国にはかなりの数のブランド牛が存在していますが、そこまで種類やブランド名を知らないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では知る人ぞ知るブランド牛 伊賀牛の魅力について紹介します。伊賀牛のランクの見方や部位ごとのおすすめ調理法についてもまとめました。伊賀牛に興味のある方は、ぜひご覧くださいね。
伊賀牛とは?
伊賀牛とは、三重県で誕生したブランド肉です。「肉の横綱」とも呼ばれ、その美味しさは肉通の舌をもうならせます。
伊賀牛はかの有名な松阪牛や神戸牛よりも歴史が古く、明治時代から食用肉とされてきました。育つ環境は、盆地となった平均気温が低い場所。暑さに弱い牛であっても快適に過ごせる場所です。そんな土地で育てられる牛だからこそ、伊賀牛は今もなお、たくさんの人に愛されるクオリティの高いブランド牛で居続けます。
伊賀牛は「幻の牛」とも呼ばれており、それは流通量の少なさにゆえんしています。というのも、伊賀牛の年間出荷頭数は約1,300頭で、その中の8割ほどが伊賀近隣の18店舗の精肉店で販売されているのです。そのため、他地域に出回ることはごく稀なのです。同じく三重県を代表する有名ブランド牛、松阪牛の年間出荷頭数は約7,400頭。こちらと比較すると、いかに伊賀牛の出荷頭数が少ないかがわかりますよね。「幻の牛」という通称には、きちんとした数字の裏付けもあるのです。
伊賀牛は、高級肉ならではのきめの細かいサシと、コクと甘みのある味わいが特徴です。ステーキ、しゃぶしゃぶに、すき焼きなど、どんな料理に用いても肉の旨みを十分に堪能できます。またギフトとしても人気のある商品のため、贈り物に困った際にもおすすめ。オンラインショップで購入できるサイトもいくつかあるので、検討してみてくださいね。
『A5』『A4』などのお肉のランクの見方
牛肉には、A5やA4といったようにランクづけされています。もちろん、伊賀牛にも同じようにランクが付いているわけですが、その見方としては、アルファベットの「A/B/C」は、生産者や流通業者が取引の基準にしているもので、数字の「1/2/3/4/5」は、肉質の等級を表したものと理解しておけば良いでしょう。
分かりやすく説明すると、アルファベットの場合、Bを標準として考え、Aは標準以上に良い、逆にCは標準よりも劣るということになります。これは数字の場合も同じで、3を標準と考え、5はかなり良いもの、4はやや良いもの、2は標準に準ずるもの、1は劣るものとなります。これらの情報を総合的に判断し、A5、A4とランク付けされ、A5がもっとも最高級品であるということの根拠となるのです。
確かにA5ランクの牛肉は「最高級品」であるということは間違いないのですが、脂が多いという特徴もあります。そのため、最高級品だからと言っても、脂身が苦手な人は好まない場合もあります。
伊賀牛の人気部位をご紹介!
では最後に、伊賀牛の魅力をもっと伝えるために、部位ごとの特徴について紹介します。また、部位ごとのおすすめ調理法もまとめていますので、ぜひ作ってみてください。
リブロース
リブロースという部位は、肋骨の背中側に位置します。リブロースは旨みの元となっている脂肪が多く、柔らかいことが特徴。また霜降りも入りやすいことから、脂の旨みと肉の旨みを贅沢に堪能することができます。
リブロースは、薄切りにしても厚切りのままでも美味しくいただけますので、しゃぶしゃぶやすき焼き、ステーキなど、活躍の場は広いです。カロリーは、脂が多い分100g当たり231kcalと高めです。
サーロイン
サーロインは、お肉の柔らかさと風味が一番に味わえる部位です。「牛の王様」とも称されるサーロインはシンプルに調理することで、ジューシーに味わえます。よって、おすすめの調理法はステーキです。あまり焼きすぎず、レア~ミディアムレア位の焼き加減がベストです。塩こしょうのみの味付けだけでも、十分に美味しくいただけます。ただ注意すべきは、100g当たりのカロリーが298kcalと、他の部位に比べると少々高いこと。そのため、ダイエット中には食べすぎに注意しましょう。
ヒレ
ヒレは、数ある部位の中で、最も柔らかく、最高級とされる部分です。サーロインと比べると脂肪分も少ないため、ヘルシーにあっさりといただくことができ、たんぱく質も多くて栄養も満点。また、サーロインが「牛の王様」と言われているのに対し、ヒレは「牛の女王様」とも呼ばれています。
おすすめの調理法はステーキです。ステーキでいただくことで、しっかりとお肉の本来の味を楽しむことができます。その他にも、ローストビーフやヒレカツなどに向いています。
カロリーは100g当たり133kcal。ヒレであれば、ダイエット中でも無理せず美味しい伊賀牛がいただけます。
もも
ももは、内ももと外ももの2つがありますが、内ももの方が肉質としては柔らかいです。赤身が多く脂肪が少ないヘルシーな部位であるため、ダイエット中の方にもおすすめの部位といえます。
また、値段も他の部位と比べると低いため、手軽に購入できる部位でもあります。おすすめの調理法はシチューなどの煮込み料理です。ももは肉質的に少し硬めであるため、煮込むことで肉も柔らかくなり、とろとろの食感が味わえます。その他にも、ステーキや焼き肉など、シンプルに焼く料理にも向いています。
カロリーは100g当たり165kcalです。ヒレの次にカロリーが低い部位ですので、たくさん食べても安心です。また野菜と一緒に煮込むことで、野菜の旨みと肉の旨みが合わさり、バランスの取れた料理を作ることができます。
肩ロース
肩ロースは、肩から背中にかけての部位です。首に近い部位のためあまり動かすことがなく、脂肪乗りも抜群。因みに、焼肉屋さんに出かけると「ザブトン」や「ネック」といった部位のお肉が提供されますが、どちらも希少な肩ロースです。肩ロースには筋張った部分もあります。調理法としては、すき焼きやしゃぶしゃぶなど、薄くスライスしていただく料理に向いています。
伊賀牛の人気通販商品3選
ここではA4・A5ランクの伊賀牛の人気通販商品を3つご紹介!
【伊賀牛】【焼肉・BBQ用】 Dセット(約700g)【希少伊賀牛タンステーキ】【お得盛り合わせセット】【送料無料】
内容量 | 極上カルビ(200g)、ヒレステーキ(150g)、サーロインステーキ(200g)、伊賀牛タン(150g) |
価格 | 15,000円(送料無料) |
伊賀牛の様々な部位を焼肉で楽しみたいならこちらの焼肉盛り合わせセットがおすすめ。A4ランク以上の伊賀牛のカルビ・ヒレ・サーロインだけでなく、希少な伊賀牛の牛タンも入ったセット商品です。
【伊賀牛】牛ユッケ 60g×5個 たれ付【急速冷凍】【生食用食肉取扱施設届出済】
内容量 | 伊賀牛ユッケ(60g)×5個 |
価格 | 3,900円 |
生食で食べられる伊賀牛のユッケ。食べる分だけ解凍して、特製のタレを付ければいいいだけなので簡単に楽しめます。中々ご自宅で食べられない生ユッケをぜひご賞味下さい。
【伊賀牛】【ステーキ】特上サーロインステーキ 200g×3枚 【送料無料】
内容量 | 特上サーロインステーキ(200g×3枚) |
価格 | 10,000円(送料無料) |
伊賀牛の特上サーロインステーキならこちらがおすすめ。味はもちろんのこと、見た目も綺麗なので、ギフトにもおすすめです。
まとめ
伊賀牛のランクの見方や特徴、魅力などについて紹介しました。伊賀牛は、飼育に適した環境のもと、ストレスを感じさせることなく元気に育てられています。大事に育てられた牛だからこその美味しさは絶品です。
伊賀牛を購入した際はぜひ、今回紹介した部位ごとの調理法を参考に美味しく食べてみてください。きっと何度もリピートしたくなりますよ。