ブランド牛とは?
ブランド牛は全国で基準を定めているわけではなく、数多存在するブランド牛に関わる各地域の団体が、それぞれ独自の基準で定めています。産地や育て方、血統など各地域で評価基準は変わります。
A5ランク、C3ランクなど格付けされ、このランクはそれぞれ「食べられる部分の多さ」と「品質」を表しています。アルファベットは食べられる部分の多さ(Aが一番多い)を表し、数字は品質によって(5が最高品質)判断されます。A5は最高品質の肉であることを表していることに違いないですが、だからといってB5やC5が劣るわけではありません。品質=味ではないからです。ランク付けにおいても各団体で評価は分かれます。
ギフトにおすすめの人気ブランド牛20選
日本にはお中元、お歳暮、出産、結婚祝い、様々なシーンでお祝いを贈ることがあります。その中で最も人気のプレゼントとして国産のブランド牛は定番ですね。
食べ方もステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ、焼肉、BBQセットなど様々な料理方法で贈れるのもメリットですね。
ここでは、ギフトにおすすめの人気ブランド牛をご紹介!
松坂牛(三重県)
三重県を原産地とする松坂牛は、言わずと知れた日本三大和牛の1つです。非常に柔らかい肉質かつ、鮮やかな霜降りが入っているのが特徴です。まさに口の中で溶けていくような感覚を味わえるでしょう。日本で松坂牛を知らない人はいないほど、名実ともに最高峰に君臨するブランド牛です。国内のみならず、世界的にも人気があります。
神戸牛(兵庫県)
神戸牛は兵庫県が原産地であり、松坂牛と同じ日本三大和牛の1つです。肉質が柔らかく、良質の脂肪が含まれているので、とろけるような味わいです。
一口食べただけで神戸牛だとわかるほどでしょう。厳しい審査をクリアして神戸牛と名乗れるので、まさに最高級のブランド牛です。アメリカの元大統領であるオバマ氏も神戸牛をこよなく愛していました。
近江牛(滋賀県)
近江(おうみ)牛は滋賀県が原産地であり、松坂牛・神戸牛と並ぶ日本三大和牛の1つです。近江牛は400年の歴史があり、ブランド牛として長く確固たる地位を築いています。
肉質は柔らかいですが、適度な弾力があり絶妙な食感です。きれいな霜降り肉ながら、他の三大和牛よりはリーズナブルな価格で購入できます。
但馬(たじま)牛(兵庫県)
但馬牛は兵庫県が原産地であり、黒毛和牛のことを表しています。神戸牛、松坂牛、近江牛の血を引いており、所縁が深いことでも知られています。
肉の硬さは多少ありますが、余計な脂が少ないので丁度良い肉質となっています。丁度良い肉質がさらに但馬牛の旨味を引き出し、絶品の味わいとなるのです。
五穀和牛(群馬県)
名前の通り五穀豊穣から来ている五穀和牛。ミネラル豊富なスーパーネッカリッチを配合した飼料を与えることで健康・衛生環境を整えることによって最高級の黒毛和牛として育ちます。
五穀和牛の中でも贈答用に人気があるのが生ハンバーグ。北海道産のブランド豚「夢の大地」と混ぜ合わせて作る五穀和牛のハンバーグは絶品です。
宮崎牛(宮崎県)
宮崎牛は宮崎県が原産地で、黒毛和牛のことを表しています。肉質の審査は非常に厳しく、4等級以上の牛肉だけが宮崎牛と名乗ることができます。肉質は粗目ですが、味わいにしつこさがないので、何回もリピートしたくなるブランド牛です。
米沢牛(山形県)
米沢牛は原産地が山形県であり、黒毛和牛のことを表しているブランド牛です。審査も厳しく、肉質が3等級以上だと判断されれば、米沢牛を名乗ることができます。脂は少なめでアッサリとした味わいですが、とろけるような感触で絶妙なバランスの良さが、たまらないです。
伊賀牛(三重県)
赤身肉が美味しいブランド牛として真っ先に思い浮かべるのが三重県の伊賀・名張で育った伊賀牛。三重県といえば松阪牛が有名ですが、肉質は負けず劣らずで、「霜降りの松阪牛」、「赤身の伊賀牛」といわれるほど。
赤身肉は健康にもいいので、健康を気遣う方への贈り物としてもおすすめです。
前沢牛(岩手県)
前沢牛は原産地が岩手県の前沢地方で飼育されたブランド牛になります。特に肉質が素晴らしく、赤身傾向で柔らかいのが特徴的です。その味わいは上質なブランド牛を感じることができる素晴らしいものです。
鹿児島黒牛(鹿児島県)
鹿児島黒牛の原産地は名前の通り鹿児島県です。まろやかな食感を感じ、肉汁の旨味を堪能することができます。実際、鹿児島黒牛は「第11回全国和牛能力共進会」で総合優勝し、当時の安倍首相からも高く評価されました。
太田牛(兵庫県)
但馬ブランドの太田牛は兵庫県トップクラスの太田牧場で育てられたブランド牛。但馬の大自然でストレスフリーで育てられた牛は上質なサシが入っており、口の中に入れるととろける肉質です。
飛騨(ひだ)牛(岐阜県)
飛騨牛は原産地が岐阜県であり、黒毛和牛にあたるブランド牛です。霜降りが多く美しい赤身が特徴的です。審査も厳しく条件の1つに14カ月以上、岐阜県で飼育している必要があります。甘さがあり柔らかい食感なので、口のなかでとろける感覚が美味しさを際立たせてくれるでしょう。
佐賀牛(佐賀県)
佐賀牛の原産地は佐賀ですが、佐賀県農業協同組合(JA)管内の農家で飼育されていることが有名です。基準を満たした牛肉が佐賀牛と名乗ることができます。柔らかい赤身にきめ細かな霜降りが特徴的で、ふるさと納税でも人気があるブランド牛です。
仙台牛(宮城県)
仙台牛は原産地が宮城県であり、黒毛和牛のことを表しています。仙台牛は、等級が最高の肉質である5に格付けされないと名乗ることができません。肉質はとても柔らかく食べやすいのが特徴的です。自然豊かな環境で飼育されているのが関係しているのかも知れません。
山形牛(山形県)
山形牛は名前の通り、原産地が山形県のブランド牛です。きめが細かく、舌に載せたときに柔らかい食感を強く感じることができます。加えて、濃厚でまろやかな味わいのため、多くのリピーターを生んでいる人気のブランド牛です。
京の肉(京都府)
京の肉は原産地が京都府のブランド牛です。他のブランド牛と比較するとそこまで知られていませんが、その味には定評があります。舌触りが良く脂肪の付き具合も丁度良いので、上質でジューシーな味わいを堪能することができるでしょう。
千屋牛(岡山県)
約200年の歴史を誇る日本最古のブランド牛といえば千屋牛(ちやぎゅう)。日本の和牛のルーツともいわれている千屋牛ですが、和牛本来の味を楽しめます。また、贈り物としても和牛のルーツということもあり、縁起もよくギフトに人気のブランド牛です。
常陸(ひたち)牛(茨城県)
常陸牛は原産地が茨城県であり、広大な自然で育てられたブランド牛です。審査も厳しいので、常陸牛に認定された牛肉は間違いなく絶品です。霜降りや食感、舌触りなど総合的にバランスが良く、食べやすいと近年人気上昇中のブランド牛になります。
石垣牛(沖縄県)
石垣牛は原産地が沖縄県であり、沖縄県石垣市および八重山郡で飼育されているブランド牛です。さっぱりとした味わいが特徴的で沖縄らしいブランド牛です。沖縄県では老若男女問わず人気があります。審査も厳しく、美味しさについては間違いないでしょう。
アメリカ産
外国産の牛肉と聞くとブランド牛と比べて肉質が悪いのではないかというようなイメージがどうしてもありますが、実は意外と焼肉店等で出されていることが多いんです。特に仙台で有名な牛タンなどは分厚くて美味しいですが、アメリカ産なんです。しかもスライスカットされたものだけでなく、牛タンのブロックなどもあるのでギフトとしてもおすすめです。
お肉のギフト券ある!
お肉は生鮮食品。お肉自体をギフトとしてそのまま贈るのもよいですが、先方の都合でスムーズに受け取ってもらえないなどのイレギュラーな事態も懸念されるでしょう。
そんな場合は、お肉のギフト券をカタログギフトとして贈るのがおすすめ。タイプはさまざまありますが、金額を指定したギフト券を贈り、お相手がお好きなブランド牛銘柄を指定して引き換えることなどが可能です。
この方法であれば、なかなかお肉を受け取れず鮮度が落ちてしまう…などの心配はご無用ですね。
特に年末年始や結婚式の2次会でのビンゴなどでの景品としてもブランド牛はインパクトがありギフトカードでプレゼントできるので手軽でいいですね。
まとめ
日本大学の調査によると、ブランド牛は全国で現在281種類あるそうです。この記事では、その中でも特におすすめのブランド牛を20種類紹介しました。
牛肉は大多数の人が好きな食べ物でもあるので、ギフトには最適です。ブランド牛だとなおさら喜んでくれるでしょう。税金が安くなる「ふるさと納税」を利用してブランド牛を購入するのもアリです。
実際に地元のブランド牛を返礼品にしている自治体も多くあります。ぜひ、素敵なブランド牛をギフトで大切な人に送ってあげましょう!最後まで読んでいただき、ありがとうございました。