ダイエットをしていると、色々な食べ物を我慢することって凄く多いですよね。特に肉はカロリーが高いイメージが強く、食べるとしても、鶏むね肉や鶏ささみだったりが多いと思います。
「ダイエット中に焼肉なんて無理」と思っていませんか?
制限中にこそ衝動的に食べたくなる焼肉。ダイエットしてても、やっぱり牛肉食べたいですよね!
実は、意外にも牛肉は低糖質だって知っていましたか?牛肉は、低糖質・低カロリー・高タンパク質・低脂質な食材なのです。
それでは、ダイエットにおすすめな牛肉を詳しく説明していきます。
牛肉を食べると太る!?
牛肉を食べると太るの?と疑問を持ってる方は多いかと思います。
脂身の多いお肉はイメージ通り高カロリーですが、赤身が多い部位は低カロリーです。
ダイエットするにあたって、牛肉は羊肉の次にL-カルチンという体脂肪をエネルギー源として燃焼できる成分が豊富に入っています。つまりは、脂肪燃焼を助けれくれる大切な栄養素なのです。
実は、牛肉の脂にも脂肪燃焼を助けてくれる脂肪酸も含まれているので、カロリーが高いからと言って完全に避けることはありません。むしろ、ダイエット中は牛肉を食べた方が良いのです。
牛肉には筋肉を作るタンパク質も入っているので、筋肉を減らさず、キレイに痩せることも可能です。
さらに、脂身を取り除いたり、調理する時はノンオイルを心がけると、さらにカロリーが下がります。
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“カロリー”と”糖質”の違い
カロリーと糖質の違いって分かりますか?
2018年にサッポロビール株式会社で、全国の20歳~59歳の男女800名に調査したところ、カロリーと糖質の違いを知ってる人は、わずか1割未満だったそうです。
それでは、違いを説明しましょう。
カロリーとは
人が1日に必要なエネルギーの単位で、「消費カロリー」より、食べ物や飲み物から取り入れる「摂取カロリー」が多いと太ってしまいます。
糖質とは
穀物、イモ類、砂糖、果物などに多く含まれている栄養素です。体にとって大切なエネルギー源として活用されます。
糖質は優先的にエネルギーとして燃焼され、糖がなくなってから脂肪燃焼されるというメカニズムが人体にはあります。つまり食事の中で糖質を多く摂取している限り、最初は糖質が燃焼され、脂肪は燃焼されないという事になりますので注意が必要です。
糖質制限は危険?
ダイエット中など糖質だけを抜いて、タンパク質(お肉)だけを食べようとする方もいるかと思います。糖質を抜くことで最初は痩せますが、栄養が偏り過ぎるため、野菜などから食物繊維等の様々な栄養素をとって中長期的に目標の体型を目指しましょう。
牛肉の部位ごとの糖質、カロリー
牛肉は様々な料理に使われるお肉ですが、糖質とカロリーはどれほどのものなのでしょうか?
やはり、和牛の方がサシ(脂身)が多く、カロリーも高いです。そのぶん輸入牛は脂身が少なくカロリーも低いのが特徴になります。輸入牛のデメリットは、脂身が少ないので、和牛に比べると全体的に硬めの肉質という点。
今回は和牛よりも輸入牛の方が低カロリーであるため、輸入牛の糖質とカロリー、肉質やおすすめの食べ方などを紹介していきます。
※全て脂身つき100gあたりの数字で表示しています。
牛もも肉
糖質 | 0.4g |
カロリー | 165lcal |
肉質 | 少し硬いのが特徴ですが、実は1番味が濃い部分 |
牛もも肉のおすすめの食べ方
定番はローストビーフです。完全に火を通すと硬くなってしまうため、牛タタキもおススメです。糖質制限をしている方には脂身が少ないので特にダイエット向きの部位になります。
肩ロース
糖質 | 0.1g |
カロリー | 240lcal |
肉質 | 風味がよく、硬すぎず、柔らかすぎない食感と濃厚な味が特徴 |
肩ロースのおすすめの食べ方
少しスジがある部位なので、厚切りならスジ切りをしてとんかつやポークチャップ、その他には、薄切りにして、すき焼きやしゃぶしゃぶがおすすめです。
リブロース
糖質 | 0.4g |
カロリー | 231lcal |
肉質 | サーロインよりは脂は少なく、きめ細かく柔らかいのが特徴 |
リブロースのおすすめの食べ方
リブロースならではの濃厚な旨味、味わいを存分に楽しむため、贅沢にステーキがおすすめです。
もちろん、薄切りにしてすき焼きやしゃぶしゃぶでも美味しいですよ。
牛バラ肉(カルビ)
糖質 | 0.2g |
カロリー | 371lcal |
肉質 | 赤身と脂身が交互に層になっていて、濃厚な旨味を感じられるのが特徴 |
バラ(カルビ)のおすすめの食べ方
カルビと言えば、やっぱり焼肉。煮込み料理にもむいていますが、薄切りにして牛丼もおすすめです。但し、ダイエットが目的の方は炭水化物を少し減らして食べましょう。
サーロイン
糖質 | 0.3g |
カロリー | 298lcal |
肉質 | キメが細かく柔らかく、香りと風味も抜群の牛肉では最高部位のひとつ。 |
サーロインのおすすめの食べ方
どんな焼き加減でも間違いなく美味しいステーキがおすすめです。
ヒレ
糖質 | 0.3g |
カロリー | 133lcal |
肉質 | どの部位よりもキメ細かく、柔らかいのが特徴。脂身が少ないのでヘルシーです。 |
ヒレのおすすめの食べ方
淡白な味なので、ブラックペッパーや味付けをきかせたステーキがおすすめです。健康にもよく脂身が少ないため、ダイエットに取り入れやすい部位です。
ランプ
糖質 | 0.3g |
カロリー | 347lcal |
肉質 | うっすらとサシが入り、その脂にはクセは一切なく、とても柔らかいのが特徴 |
ランプのおすすめの食べ方
定番は焼肉で、赤身なのでローストビーフや、厚切りにしてステーキにしても柔らかくておススメです。
どの部位もビックリするほどに糖質が少ないですが、カロリーには大きな差があるのです。脂身の多い牛バラ肉、サーロインはカロリーが高くなってます。
ダイエット中は脂身を控えるために、脂身の多い部位であっても調理中に脂を拭きとるなどすると、かなりのカロリーオフになります。ただし、ソースやケチャップ、砂糖などの調味料を使うことで、実はカロリーを上げてしまうので、できるだけ塩やレモン、ブラックペッパーやわさびなどを使って食べる事がおすすめです。
筋肉を落とさないためにも、たくさん牛肉を食べましょう!
まとめ
今回は牛肉の部位の糖質やカロリーについて紹介していきました。牛肉は部位によって糖質のほとんど変動がありません。調理法によっては、ダイエットしている方向きのお肉だということが分かったと思います。脂身を切り覗いたり、ノンオイルの調理を心がけて、低糖質の牛肉をさらにカロリーオフしていきましょう。
低糖質食材で、実はダイエット時に強い味方でいてくれる牛肉。
他にもカラダ作りに重要なタンパク質の素となる「必須アミノ酸」、鬱やストレスを軽減してくれる「トリプトファン」、脂肪の燃焼を促してくれる「カルニチン」、貧血予防に有効な「ヘム鉄」、体の免疫力を向上させてくれる「亜鉛」、細胞を回復させるはたらきがある「ビタミンB群」など、うれしい栄養素がたくさん詰まっています。これらの栄養素については、別の記事で詳しくご紹介していますので、気になった方はチェックしてみてくださいね。