牛肉の柔らかい部位とは?調理別に柔らかい部位をご紹介!

牛肉の柔らかい部位について説明

牛肉には数えきれないほどの部位肉があり、肉汁一杯あるれる部位から濃厚な赤身の味を感じれる部位など各部位によってそれぞれ違った味わいや食感を楽しむことができます。

それぞれの部位の特徴を知っていれば、自分好みのお肉に出会うことができますね。

そこで今回は、牛肉の中でも特に美味しい、柔らかい部位に焦点を当ててみました。併せて、おすすめの調理方法やレシピも公開しています。

ぜひ最後までご覧ください。
 

ツナガル行政書士
 

柔らかいジューシーな牛肉を食べよう!

焼肉でいただくジューシーなお肉

ステーキ・焼肉・すき焼き・ローストビーフなどを疲れたとき、自分へのご褒美に食べたい !ということはよくありませんか。中でも柔らかくてジューシーな牛肉に出会ったらテンションが上がりますよね。

現在はコロナ禍で、なかなか外食も難しく、ステイホーム中。お店にいかなくてもお肉の部位や特徴を知ることで、脂肪が綺麗に入った柔らかくてジューシーなお肉を食べることができます。

ちょっとした料理のコツを掴んで、お肉料理に挑戦してみませんか?

牛肉の柔らかい部位・特徴・調理方法・レシピについてお話します。

 

牛肉の柔らかい部位

柔らかい部位一覧

▼牛肉の柔らかいつ6の部位と、それぞれの食感と特徴をご紹介!

【6つの柔らかい部位】

1. 肩ロース
2. リブロース
3. サーロイン
4. ヒレ
5. ランプ
6. モモ

以上6つが牛肉の柔らかい部位です。

 

【部位の食感と特徴】

1. 肩ロース

肉質はきめ細かく柔らかい食感です(場所によっては硬い所もある)。噛むほどに濃厚なお肉の味がでてきます。リブロースの隣にある部位。

 

2. リブロース

赤身と脂身のバランスがよく、ロースの中で最も繊細でやわらかい肉質。適度に上質なサシが入っており脂身に甘みがあります。非常に貴重な部位として有名なサーロインと並ぶ高級部位のひとつ。ロースの真ん中で厚い部位。

 

3. サーロイン

肉質はきめ細かく柔らかくて甘い霜降り肉として有名です。豊富なサシが口の中でとろける食感が人気。ヒレ肉の次に柔らかい、最高部位のひとつ。牛の腰の部分にある部位。

 

4. ヒレ

あらゆる部位肉のなかで最も柔らかく、脂が少ないとされる赤身肉。最高クラスの希少部位(牛1頭から約3%しかとれない)で味は淡泊ですが肉本来の旨味を味わえる上品で最高部位のひとつ。サーロインの内側に位置する部位

和牛の中でも最高部位で知られているシャトーブリアンは、ヒレの一部で最も運動量が少ない部位のため柔らかく見た目も良い部位です。ヒレの中央部分に位置し、希少価値が高く、牛肉の中で最も美しいビジュアルといわれています。

 

5. ランプ

脂身が少ない赤身肉。柔らかい食感。あっさりとした味に仕上がる。ももの中では一番柔らかい部位。いろんな料理に対応可能。

サーロインの隣にある部位。

 

6. モモ(うちもも・しんたま)

うちもも:牛肉の中で一番脂身が少ないクセの無い赤身肉。

しんたま:肉質が柔らかい。

モモは牛肉の脂身が苦手という方におすすめで、煮込み料理などにも適しています。うしろ肢の付け根部分の内側の部位。

 

牛肉の部位はそれぞれに特徴があります。その部位ならではの味・食感等を知り、自分好みのお肉を見つけましょう。

次は、部位ごとのおすすめの調理方法やレシピのご紹介です。

 

部位ごとのおすすめ調理方法をご紹介

すき焼き

肩ロース

すき焼き・焼肉・しゃぶしゃぶ・炒め物

リブロース

すき焼き・しゃぶしゃぶ・ステーキ・ローストビーフ

サーロイン

ステーキ・しゃぶしゃぶ・すき焼き

ヒレ

ステーキ・ローストビーフ

ランプ

ステーキ・しゃぶしゃぶ・焼肉・すき焼き・たたき、ローストビーフなどお肉料理全般に使える万能肉。

モモ(内もも・しんたま)

ビフカツ・たたき・ローストビーフ・すき焼き・スープ・シチュー・カレー

新鮮なしんたまは、刺身やユッケにも利用可能です。

口の中でとろける柔らかいお肉は、すき焼きやしゃぶしゃぶ、焼肉などいろいろな調理に向いています。とくに、ステーキやローストビーフは焼き方のコツさえ掴めば上手に調理することができます。

そこで、ステーキの焼き方のコツと簡単ローストビーフのレシピをご紹介しましょう。

 

 

柔らかい部位のおすすめレシピ

【ステーキ】

ヒレ・リブロース・サーロインステーキ

牛肉の中でとくにおすすめの部位は、ヒレ・リブロース・サーロインです。
中でもサーロインはステーキに向いており、どんな焼き加減にも対応できます。

ステーキは焼きかたが重要ポイント。ポイントを抑えてフライパンで焼いてみましょう。

ヒレステーキの作り方
<材料>1人前

ヒレ肉      100g~150g
牛脂またはサラダ油    適量
塩・コショウ       適量

① フライパンに牛脂またはサラダ油をひき、十分に加熱する
② 火加減は中火か弱火に設定
③ 片面からじっくり焼く(肉の焼き色の変化、脂の出具合を観察する)
④ 裏側も同じように焼き上げる

肉厚の場合は焦がしてしまう可能性があります。
その場合は、いったん取り出しアルミホイルで包んでおく。こうすることで、余熱で中(肉の芯)まで熱が通ります。

焼き時間の目安(両面で)

レア・・・8分間
ミディアムレア・・・10分間
ウィルダン・・・13分間

ビーフステーキの作り方
<材料>1人前

サーロインまたはリブロース   200g
牛脂かサラダ脂        適量
塩・コショウ          適量

① フライパンに牛脂かサラダ油をひき、よく温める
② 両面を強火で焼いていく
③ 火を消し、アルミホイルをかぶせ休ませる(約3分)

焼き時間の目安(両面で)

レア・・・2分
ミディアム・・・3分

ここでポイント!

・ステーキ肉は、焼く30分~1時間常温に戻しておく(肉の温度が一定になり焼いたときにムラができないため)
・塩、コショウは焼く寸前にまぶす(さきに塩を振ると肉の水分を逃がしてしまうため)
・フライパンは温めておく

ポイントを抑えて上手に焼いていきましょう!

 

【ローストビーフ】

定番のモモ肉ローストビーフ

ローストビーフはモモ肉を使用するのが一般的ですが、リブロースを使って調理するのもおすすめ。
モモ肉、リブロースのローストビーフレシピです。

<材料>2~3人前

ブロック肉   300~400g
塩・コショウ     適量
オリーブオイル    適量

① お肉に塩コショウをする。20分ほど室温に放置
② フライパンにオリーブオイルをひき、ブロック肉を全体焼く
③ アルミホイルに包む(アルミホイルは2重にしましょう)
④ 1をオーブン(200度)にいれる。トースターでもOK。10~15分焼いて取り出し、そのまま寝かせて(30分ほど)薄切りに切る

ソースを作る方は

ソースは玉ねぎとニンニクのすりおろし適量・醤油とみりん各大さじ4・赤ワイン大さじ3
赤ワインがない方はお酒でも大丈夫!

自宅で簡単に作れるのでぜひ試してみてください。

お肉を冷凍している場合は、冷蔵庫でゆっくり解凍してから使うのがベストです。
焼く30分前には冷蔵庫から出しておきましょう。

 

硬いお肉を柔らかくしたい

赤身で噛み応えのある輸入牛などを購入した際も、硬めのお肉を出来る限り柔らかく食べたいな と思うこともあるでしょう。いくつか効果的な方法があるので、かんたんにご紹介します。

・お酒に漬ける

料理酒、日本酒、ビール、ワインなどに1時間〜半日程度漬けましょう。酸によって筋肉組織がほどけ、強い歯ごたえを柔らかくします。

・炭酸水に漬ける

炭酸水素ナトリウムの作用で、お肉の組織が分解され柔らかくなります。コーラでも可。30分~60分程度漬けましょう。

・牛乳、ヨーグルトに漬ける

牛乳にはお肉の繊維を和らげてくれる効果があり、ヨーグルトに含まれる乳酸菌はお肉の繊維を柔らかくしてくれます。輸入牛特有のお肉の臭み取りにも有効です。1〜2時間ほど漬けましょう。

・玉ねぎに漬ける

すりおろした玉ねぎに漬けると、玉ねぎのプロテアーゼというたんぱく質分解酵素がお肉を柔らかくします。10分程度漬けるだけでも効果有です。

その他に、重曹、果物に漬ける方法などたくさんあります。お肉の風味が損なわれたり、味が変化することもあるため、そちらにも注意してくださいね。

 

 

まとめ

牛肉の柔らかい部位と調理方法やレシピをご紹介しました。その部位ならではの特徴、魅力をより引き出す調理法を知ることで、自分好みのお肉に出会いましょう。

現在はコロナ禍、自分好みのお肉を買って自宅で調理するのもいいですね。ぜひ一度、ステーキや簡単ローストビーフにもチャレンジしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。