美味しい和牛が育つ宮城県!
宮城県のブランド牛
肉の王様と称される”ブランド牛”は、全国各地で生産されています。「ブランド」というワードがつくくらいなので、とても高級でお値段もそれなりに というイメージがありますね。
ブランド牛を定義づけるための基準は各団体によってまちまちですが、共通して言えるのはその“品質”の高さです。A~Cのアルファベットで示した“歩留り等級”と、5~1までの数字の“肉質等級”を記し、その掛け合わせでランク格付けされています。「A5ランク」「B5ランク」などのワードを耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
松阪牛や近江牛、神戸牛などは、西日本代表とでもいうべく”ブランド牛”として、全国でも知名度が高いですね。
数ある全国のブランド牛。関西地域だけでなく、東北エリアの各県においても、品質高く、おいしいブランド牛がたくさん生産されています。
今回は、東北地域の代表ともいえる”宮城県産ブランド牛”の全てをご紹介していきます!
宮城県産人気ブランド6選!
宮城県のおいしいブランド牛。味や食感、生育場所や環境など、特徴をお伝えしていきます。
1. 仙台牛
味や食感
口に入れた瞬間から溶けるような食感をもち、肉汁もたっぷりで風味もまろやかです。
“米どころ”である宮城県の代表ともいえる仙台牛の美味しさの秘密は、その飼料にあります。
降水量の少ない秋に乾燥した環境の中で育つ良質な稲わらをたっぷり食べて育ち、2年半の飼育の後に、仙台牛として生産出荷されます。
特徴
肉の等級を示す格付けは、仙台牛はA5またはB5ランクのみです。このランクは霜降り最高位に値し、全国唯一の超高級ブランドです。
ちなみに、肉質等級という観点から全国のブランド牛の順位をみてみると、”5”等級のみを満たしているのは、この仙台牛だけ。かの有名な松阪牛や近江牛はランク1も存在するため、仙台牛はその点においても勝っているといえるでしょう。
2. 三陸金華和牛
味や食感
脂の味に深いコクを感じます。口の中でなめらかな食感を感じるられる要因は、赤身に程よく入った”サシ”です。
おいしい三陸金華和牛が育つのは、抜群の自然環境が影響しています。太平洋沿岸部にある日本有数のリアス式海岸といえば、三陸海岸ですね。季節風やませと、この土地特有の気候に囲まれた最高の環境の中で、のびのびと肥育されているのです。
特徴
三陸金華和牛には3つの条件=定義があります。
*黒毛和牛であること
*農業生産法人(有)うしちゃんファームで肥育されていること
*飼料として、プライベートブランド「特選」を与えていること
これら3つ全てを網羅しているのが、三陸金華和牛なのです。ちなみに、この三陸金華和牛は、宮城県のみならず、隣接した岩手県でも生産されます。
⇒三陸金華和牛(さんりくきんかわぎゅう)の詳細はこちら
3. 栗駒牛
味や食感
美味しい味はもちろん、とろけるような柔らかさが特徴です。
特徴
栗駒牛は兵庫牛の血統、“茂重波(しげかねなみ)”が元となった繁殖牛です。この茂重波のおいしさの特徴をしっかりと受け、栗駒牛の子牛は最高級ブランド牛、“仙台牛の素畜”として出荷される優秀牛でもあります。
国定公園として知られる宮城県・栗駒山の麓に広がる、栗駒高原。自然豊かなこの場所にある“深山牧場”を中心に、栗駒牛は飼育生産されています。この牧場で飼育される栗駒高原牛は、高品質牛肉として全国からも注目されています。
4. 古川牛
味と食感
舌触りは柔らかく、まろやかな味わいです。また、鹿の子模様を特徴とした霜降り肉ならではの旨さと言える肉質と、味のバランスが絶妙だと評判です。
特徴
大崎地方で飼育された黒毛和種牛の古川牛は、“商標登録”された大崎ファームのブランド牛です。
牛肉格付けでは、5等級の最高ランクの最高級和牛。その中で更に厳選・飼育されているのが古川牛です。
生産技術はもとより、牛一頭一頭をしっかり把握し、その性質にあった徹底管理が行われています。そのような環境下で飼育生産された古川牛は、まさに極上そのものです。
5. 蔵王牛
味や食感
肉汁たっぷりで口の中に上品な脂身が広がります。野菜味があふれるような甘みさえ感じます。さっぱりした食感はたくさん食べても飽くことなく、またヘルシーなお肉と評判です。
特徴
血統は、黒毛和牛とホルスタイン
蔵王牛の位置づけは以下の通りです。
*交雑種(黒毛和牛と乳用種間の子)または肉専用種(ハイブリッド種)
*ランク付け:3以上。生後27か月以上の場合は2以上
*生産者:有限会社蔵王高原牧場(宮城・福島・山形にまたがる直営牧場)
*飼料:ホルモン剤および、抗生物質無添加であること
蔵王牛は、特定地域内の複数の生産者によって育てられるブランド牛とは異なり、蔵王高原牧場という唯一の生産元から出荷されるブランドです。
作り手独自のコンセプトや技術をもとに飼育生産されるため、安定した品質が保たれます。
安全、安心、些細なこだわりと愛情たっぷりに育てられた蔵王牛は、最高牛ですね。
⇒蔵王牛(ざおうぎゅう)の詳細はこちら
6. 若柳牛
味と食感
肉質が良くとってもおいしいと多くの人に絶賛される、人気ブランド牛です。
特徴
美味しさの秘密は、その飼育法にあります。
肥育用の素牛は生後10ヶ月以内に限定し、実際の肥育期間は20ヶ月以上と長めです。宮城県若柳町では、肥育期間は32ヶ月以上で、品質はA4またはA5ランクに限定されたものだけが、高級和牛“若柳牛”として定義されます。
飼育ステップ
*前期:発育と発達の時期(飼料は良質な稲わらと乾草)
*中期:肥育の時期
*後期:肉質を上げる時期
宮城県、栗原の自然豊かで雄大な地で育てられる若柳牛は、いずれの時期においても、静かな環境でストレスを与えることなく、じっくり育てることで良質な肉牛が完成します。
宮城県で人気の通販商品3選
宮城県といえば、やはり全国屈指の人気を誇る仙台牛が通販商品でもよく売れています。こちらでは宮城県で人気の通販商品をご紹介!
【仙台牛】1ポンド特大サーロインステーキ 1枚(約450g)【最高級A5ランク】【無添加】【送料無料】
内容量 | 仙台牛サーロインステーキ(約450g) |
価格 | 13,000円 |
定番人気の通販商品といえば、やっぱり仙台牛の1ポンドサーロインステーキ。1枚で約450gととても大きなサーロインです。そのため、見た目もとてもきれいなので贈答用にもおすすめの商品です。
【仙台牛】高級ハンバーグ三種(仙台牛・幻の豚・荏胡麻(えごま)豚)6個(各2個)(1個:120g)
内容量 | (仙台牛・幻の豚・荏胡麻(えごま)豚)6個(120g×各2個) |
価格 | 2,900円 |
仙台牛・幻の豚・荏胡麻(えごま)豚と宮城県のハンバーグセット。仙台牛だけでなく宮城県のブランド豚を食べ比べできます。そのため贈答にも人気の商品です。
【仙台牛】ハンバーグステーキ 6個(1個:120g)
内容量 | 仙台牛ハンバーグステーキ(120g×6個) |
価格 | 2,900円 |
ご自宅用・ギフト用どちらにもおすすめの仙台牛のハンバーグステーキ。厳選された仙台牛のハンバーグをご自宅で楽しめます。
宮城県のブランド牛おすすめレシピ
宮城県にはたくさんのブランド牛が生産されていると改めて感じた方も多いかと思います。高級ブランド和牛をよりおいしく頂くために、どんな牛肉の食べ方があるのかをご紹介します。
すき焼き
肉質の見極めに一番適した食べ方は、“すき焼き”と言われています。
すき焼きに適したおすすめの部位は、主に4つです。サッパリした赤身を味わうなら、モモや肩がおススメです。また、脂身の多いとろける霜降りを楽しみたい方には、肩ロースやロースが最適です。
すき焼き一人分(成人)の牛肉量は、約150g~200gが適量です。
レシピは様々ですが、野菜もたっぷり頂きたいときには、白菜や春菊、人参、長ネギなどに加え、キノコ類や焼き豆腐も一緒にいれると栄養満点ですね。好きな具材を加えてすき焼きを楽しみましょう。
一番のポイントは、だしづくりには砂糖よりもザラメを使用すること。割りしたを作ったら、味をしみこませるために1~2時間じっくり寝かせておくことです。
レア牛カツ
揚げ物の“カツ”と言えば、豚肉を使ったトンカツや鶏肉のチキンカツが主流かと思います。
しかし、牛肉の牛カツも密かに人気で、なかでもレアでいただく牛カツは絶品です。
おすすめ部位は、モモやサーロインで、基本的な作り方はトンカツやチキンカツと同様です。
ポイントは、肉は使用する30分前には冷蔵庫から出しておくこと。そして何より重要なのは、レア牛カツですので、揚げ時間は1分ほどにとどめることです。
またおいしく牛カツを頂くためには、タレ作りにも秘訣がありますので、ここで2種類ご紹介します。
①昆布醤油:醤油100ml、酒・みりん各小さじ1、だし昆布(3×3(cm))
だし昆布以外を一煮立ちして火を止める。その後にだし昆布を耐熱容器に入れて、タレを注ぎます。粗熱が取れたら冷蔵庫へ。半日後に昆布を取りだしたら出来上がり。
②ゴマみそだれ:味噌・酢・炒り白ゴマ・みりん・オリーブ油 各大さじ1
ゴマをすって味噌を加えて混ぜたら、酢とみりんを加えて味噌をしっかり溶かす。オリーブ油を加えながら混ぜたら出来上がり。
付け合わせにサラダなどを添えて、美味しく頂きましょう。
牛タンの塩焼き
牛タンと言えば、仙台名物ですね。牛タンが食べられるお店が沢山並んでいます。
牛タンのタンは、“舌”の部位になるのですが、更に4つの部位に細分化されます。それら4つの部位のそれぞれの特徴、どんな料理に適しているかを以下でご紹介します。
*タン先:舌の先部分。筋肉繊維が多く、肉質は硬めなのでサクサクとした食感。タンシチューやハンバーグ、煮込み料理に使われます。
*タン中:舌の中央部分。真ん中は柔らかく、両側はやや硬め。牛タン焼きとして多く使われる部位です。
*タン元:喉に近い部分。タンの部位の中で一番柔らかく、肉汁がたっぷり。焼き肉に適している部位です。
*タン下:舌の下側部分。タン筋とも呼ばれとても硬いが、煮込むことでトロトロになります。挽肉用として、またハンバーグにも適しています。
牛タン焼きの美味しい食べ方のポイントは、タレにあります。
塩・こしょうの組み合わせや、シンプルに塩のみで牛タンそのものを味わう楽しみ方、白髪ネギたっぷりのネギ塩タンや、塩麴で頂くという意外で斬新な食べ方もあります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、宮城県における数々の高級ブランド牛についてご紹介しました。
仙台牛は5~4等級品質のみの全国トップのブランド牛であることに、驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
宮城のブランド牛それぞれの共通項は、海や山、川、平野など雄大な自然に囲まれた場所、ストレスなく静かな環境で飼育されているということ。これが上質でおいしい牛肉を生み出す最高の条件、秘訣であるといっても過言ではありません。