普段使いからごちそうまで幅広く楽しめる牛肉
牛肉は今や日本人にとってなじみ深い食材となりました。普段の食卓から大切な日のごちそうまで、色々な場面で牛肉を食べる機会があります。
一口に牛肉と言っても、その価格帯は広く、スーパーの安売りでは手に取りやすい値段の牛肉が売られていますし、お肉屋さんや通販で販売されている高級ブランド牛はスーパーのお肉と較べると高価格帯であることが多いです。また、同じランクの牛であっても、部位によって価格や特徴は様々です。
そこで、牛肉の部位ごとにどんな特徴があって何の料理に合うのか、価格帯はどれくらいなのかを紹介します。ぜひ牛肉をチョイスする際の検討材料にしてくださいね。
牛肉の部位ごとの特徴や価格
肩(カタ)
牛の肩についている肉は大きく分けて3種類あります。
1つはそのまま肩と呼ばれる部分で、脂肪分が少ない赤身肉。肉質は硬いですが、味は濃厚でしっかりとした肉の旨味を感じることができます。またコラーゲンも豊富で、お肌に良い部位です。硬くて食べにくいので、シチュー・スープなどの煮込み料理に適しています。肩ロース覆うように位置しています。
脂肪分が少なく硬めですが、肉の味は濃厚でエキス分やうま味成分が豊富に含まれています。値段は平均的な黒毛和牛で100g当たり900円と、比較的安価です。
2つめの牛の肩肉は肩ロースです。肩の中にくるまれている部位で、牛の体の中でもっとも大きな部位となります。脂肪が程良い入り具合で、いわゆる霜降り肉になっています。ロースならではの牛肉らしい美味しさと、脂の旨味の両方を同時に味わえる部位で、薄切りにして食べるとさらなる美味しさに出会えます。
すきやき、しゃぶしゃぶ、焼肉、炒め物と幅広い料理に合うのも特徴。値段は平均的な黒毛和牛で100g当たり1100円と、肩と比べるとやや高価になっています。
最後の牛肩の部位が肩バラです。ブリスケと三角バラから成り立っている部位で、肩の中では一番足に近い部分の部位となります。
三角バラは霜降りで脂の旨味を感じられるため、焼肉屋さんでは「三角(サンカク)」という名で提供されており、人気です。
ブリスケはかたさを和らげるために煮込み料理や切り落としにして炒め料理にすることも多いです。値段は平均的な黒毛和牛で100g当たり1000円と、肩と肩ロースのちょうど中間くらいの価格になります。
もも
牛のもも肉には内ももと外ももがあって、内ももはみずみずしい赤身肉でサシが入っていません。
やや硬い肉質で、ローストビーフに合うのでスーパーのローストビーフ用牛肉は内ももであることが多いです。平均的な黒毛和牛で100g当たりの値段は800円と控えめな値段。
外ももは内ももに比べるとわずかながらサシが入っています。肉質は内ももと同様に、やや硬め。しゃぶしゃぶ用の薄切りにすれば硬さが気にならないので、ちょうどいいサシの入り具合で美味しいしゃぶしゃぶができます。
値段は平均的な黒毛和牛で100g当たり800円ほどと、内ももと同じ価格帯です。
ロース
焼肉屋さんで大人気なのがロース。脂肪がかなり多くサシが入ってよく霜降りになっています。とろける柔らかさの肉質は万人受けする美味しさ。牛本来の旨味と風味を感じさせてくれる部位です。
そのままステーキも美味しいですし、霜降りを活かしてすき焼きやしゃぶしゃぶ、赤身部分も美味しいのでローストビーフと何にでも使える万能な部位です。ただしその分値段は高めで、平均的な黒毛和牛のロースは100g当たり1500円となっています。
バラ
牛のお腹の部分、こちらも焼肉で大人気のカルビを含むのがバラです。しっかりした脂がのっており、プルプルの食感をも楽しめる部位です。肉質は脂部分と肉部分がはっきりと分かれており、肉部分は硬めです。
焼肉で食べると美味しいのはもちろん、脂を活かした煮込み料理や牛丼、すき焼き、シチューもおすすめ。値段は平均的な黒毛和牛で100g当たり800円と、おなじ焼肉で人気のロースに比べると約半分の価格です。
ヒレ
牛肉の最高級部位がヒレです。なぜ最高級かというと、まず牛1頭から取れる量が少ないためです。そして味は赤身の旨味を凝縮したような圧倒的な美味しさ、脂分はないのに非常にやわらかい肉質も人気の秘訣です。
ステーキで食べる人が多いですが、牛カツにしたり薄く切ってしゃぶしゃぶにしても美味しい部位です。
最高級部位だけに、値段も平均的な黒毛和牛で100g当たり2000円とかなり高価。特別な日に食べたい贅沢な牛肉です。
シャトーブリアン
「シャトーブリアン」をご存知でしょうか?耳にしたことがある方も多いと思います。
シャトーブリアンは、ただでさえ高級・希少なヒレ肉の、特に肉質の良い中心部分のことを指します。ヒレ肉自体、牛一頭から3%ほどしか取ることができません。シャトーブリアンはその3%中のほんの一部、600gほどしか取れないのです。
シャトーブリアンは群を抜いてやわらかいにも関わらず、赤身で脂肪は少なめ。お箸もスッと入るくらいの肉質です。
巨大な牛一頭からわずか600g。どれほど高級な部位か一目瞭然ですね。参考価格とはなりますが、100gあたり8,000円〜が相場です。
サーロイン
サーロインは牛の腰上部のことで、ヒレに次ぐやわらかい肉質が特徴です。ほぼ赤身のヒレと違って、きめ細かくサシが入っており、脂の上品な旨味を感じることができます。
最もよく食べられるのはなんといってもサーロインステーキで、厚切りステーキにすると中から肉汁が逃げないので、噛んだ瞬間に口の中に肉汁が溢れます。すき焼きやしゃぶしゃぶにも非常にマッチします。
値段は平均的な黒毛和牛で100g当たり1500円と、ヒレほどではないですがかなり高価な部位となります。
ランプ
最近人気が出てきたのがランプとよばれる部位で、牛のもも上部に当たる部位です。
全体としては赤身でやわらかい肉質が特徴。ランプの中でもお尻寄りの部位がイチボと呼ばれ、赤身でありながら適度なサシが入っており、こちらも最近人気です。
サーロインと場所が近いのでステーキはもちろん、ローストビーフやたたきにも合う部位です。ブラジル風BBQのシュラスコでは、イチボは「ピッカーニャ」という名前で大人気。
値段は平均的な黒毛和牛で100g当たり900gと、ステーキに使用する肉の中では比較的買い求めやすい価格帯なのがうれしいですね。
部位ごとの人気のおすすめ商品一覧
個々では部位ごとに人気のおすすめ商品をご紹介!ここでご紹介する商品は全て税込み&送料無料商品です。
肩(ウデ)の人気のおすすめ商品
内容量 | 【松阪牛】【しゃぶしゃぶ用】極上ウデスライス 600g |
価格 | 12,600円 |
適度な霜降りと赤身肉の両方の美味しさを感じられる肩(ウデ)の部分をスライスしたしゃぶしゃぶ用の松阪牛。最高級A5ランクの松阪牛のしゃぶしゃぶ肉なのでギフトに最適な商品です。
もも(赤身)の人気のおすすめ商品
内容量 | 伊賀牛【しゃぶしゃぶ】特上赤身 500g |
価格 | 5,600円 |
もも(赤身)肉なら伊賀牛がおすすめ!伊賀牛のもも肉は数あるブランド牛の中でも随一の赤身が美味しいブランド牛です。芳醇なお肉本来の旨味を感じられる特上赤身肉をぜひしゃぶしゃぶでご賞味下さい。
ロースの人気のおすすめ商品
内容量 | 【太田牛】【しゃぶしゃぶ用】ロース(スライス)500g |
価格 | 9,075円 |
定番人気の太田牛霜降りロースしゃぶしゃぶ。しゃぶしゃぶで適度に脂が落ちるため、霜降りにも関わらず後味があっさりしています。口の中でほどける肉質と脂の甘さを楽しめるロースをしゃぶしゃぶで味わいましょう。
バラの人気のおすすめ商品
内容量 | 【神戸ビーフ】カルビ(バラ) 1kg(焼肉用) |
価格 | 12,900円 |
世界でも屈指の人気を誇る神戸ビーフの焼肉用カルビ。脂の甘みを感じるなら脂がたっぷりのったカルビがおすすめ。特に神戸ビーフのカルビは脂の質がいいため沢山食べても、くどさを感じにくいので沢山食べられます。ギフトとしても人気の一品です。
ヒレの人気のおすすめ商品
内容量 | 【太田牛】【ステーキ用】ヘレステーキ 400g |
価格 | 14,850円 |
サーロインの人気のおすすめ商品
内容量 | 【松阪牛】サーロインブロック(塊)1kg |
価格 | 24,000円 |
サーロインのステーキ肉は見たことがあっても、松阪牛のサーロインの塊肉を見たことがある方は少ないのではないでしょうか?1㎏とたっぷりの霜降りサーロインを塊でお届けします。塊なので劣化が遅く、様々な食べ方に切り分けることができます。大切な方へのギフトとしてもいいですね。
ランプの人気のおすすめ商品
内容量 | 【太田牛】【ステーキ用】サイコロステーキ 500g |
価格 | 7,975円 |
ランプにおすすめなのが太田牛のサイコロステーキ。部位はランプだけでなく、様々な部位を集めているため、サイコロステーキの中でも様々な食感や味を楽しめます。一口サイズのサイコロステーキはお子様にも人気の商品です。
まとめ
牛肉といっても部位によって様々な特徴があり、それに応じた調理方法があります。
同一の牛から取れるお肉であっても、部位によって100g当たり800円〜2000円と、倍以上の開きがあります。
もちろん値段が高い部位の牛肉も美味しいのですが、安い部位の牛肉でもその部位にあった調理法で料理すれば、大変美味しい牛肉料理になります。部位の特徴を覚えて、牛肉を選んでみてくださいね。