【図解】牛肉の人気部位と部位ごとの人気の食べ方をご紹介!

牛肉の部位を図解で説明

 

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牛肉の色々な部位を楽しもう!

色々な牛肉部位

美味しいお肉を探していると、牛肉を買いたくなることがあります。牛肉を使った料理はどれも美味しく、何度でも味わいたいものですよね。

ただし購入の際は、部位の選び方に注意してください。一概に牛肉といえど、部位ごとに食感、旨味などの特徴は異なるものです。

部位ごとに多彩な味わいを楽しめることが牛肉の魅力ではありますが、本当に美味しく食べるためには、それぞれの違いを知っておくことが大切です。各部位についてより深く知ることで、低カロリーの肉料理を作り、健康的な食事をすることもできます。

ここでは、人気のある部位について図解しながら詳しく紹介していくので、購入前にチェックしてみてください。

 

図解でみる牛肉の人気部位ランキング

1.リブロース

図解リブロース

リブロースは、牛の中心部分、ヒレの前面あたりについている肉であり、背中のあたりから切り取っています。

特徴はきめが細かく、とても柔らかいことです。楽に噛み切るができるため、ストレスなく食べられます。柔らかくて食べやすい肉が好きな人には、おすすめの部位です。

リブロースは霜降りも人気ですが、脂肪のしつこさはあまり感じません。脂身が苦手な人でも、すんなりと食べられるでしょう。霜降りが綺麗に、多く入ったお肉は希少性や価格も高く、高級牛肉という扱いですね。

味や香りが素晴らしく、幅広い肉料理に合わせられる部位なので、食べ方のバリエーションはさまざま。ステーキや焼肉、しゃぶしゃぶ、ローストビーフなど、お好みの方法で調理して、美味しく食べてみてください。

ただし、カロリーが高めなので、食べすぎには要注意です。100gあたり468kcalあるため、健康も考慮して食べるなら適度な量で済ませておきましょう。

 

2.ヒレ

図解ヒレ

ヒレは、腰上部の内側にある細長い部位のことです。背中と違ってわずかな量しか取れないため、希少部位として知られていますね。

特徴はその柔らかさです。リブロースも食べやすい肉ですが、ヒレはさらに上をいき、牛肉の中で一番柔らかい部位となっています。牛肉を選ぶ際「とにかく柔らかさを優先したい」と考えているなら、ヒレから選んでみてください。

脂肪、筋が少なく、あっさり目の味。それでいて牛肉の旨味はしっかりと感じられるので、さっぱりした牛肉料理が食べたい時には最適な食材です。

リブロースと同じく幅広い料理に合う便利な部位でもあるため、ステーキやローストビールなど、好きな形で楽しんでみてください。

カロリーは、100gあたり223kcalです。牛肉ではかなり低カロリーの部位なので、ヘルシーな肉料理を楽しみたい人にもおすすめですね。

 

3.サーロイン

図解サーロイン

サーロインは腰の上部から切り取った部位です。

きめが細かく質の高い脂身を含んでいることが特徴であり、牛の中で最高の部位と考える人もいます。上質な脂の旨味を、たっぷりと堪能してみてください。

味のインパクトが大きい部位を食べたい場合に、濃厚な味わいを感じられるのでおすすめです。ヒレのようにあっさりした味が苦手な人でも、サーロインを選んでおけばかなり高い満足感が得られるでしょう。

サーロインは軽い味付けでも十分に肉の味わいを楽しめるため、ステーキでいただくのが定番です。ステーキからすぐにサーロインをイメージする人もいるほど、定番の部位として知られていますね。

ただしカロリーは高めであり、100gあたり498kcalあります。味が濃くておいしいものは、つい食べすぎてしまうことも多いですが、健康を考えるなら少し注意しておきましょう。

 

4.タン

図解タン

タンは牛の舌のことであり、1頭から約1kgしか取れない希少な部位です。

特徴は舌の位置によって違ってきます。動きの少ない根元付近は柔らかい食感です。逆に舌先に近い方は硬いので、小さめにカットして、じっくり何度も噛みしめる食べ方をすることが多いですね。

適度な歯ごたえと濃厚な味わいも魅力であり、根元に近いほどサシが多く脂がのっているため、より美味しく感じます。噛めば噛むほど味わいが深くなるので、ゆっくり時間をかけて楽しみたい部位ですね。

おすすめの食べ方はタン塩です。1~2mm程度にスライスし、焼き色をつけて食べます。柔らかい部分であれば、厚めに切ってステーキにするのもおすすめです。先の硬い方は、タンシチューにしてよく煮込めば食べやすくなるでしょう。

カロリーは100gあたり268kcalです。1枚のカロリーは約71kcalなので、大量に食べないように気をつけていれば過剰摂取のリスクは抑えられます。

 

5.肩ロース

図解肩ロース

肩ロースは牛の肩の背中寄りに位置し、リブロースと繋がっています。

霜降りが多いリブロースと近い部位であるため、肩ロースも脂質は多めです。流れるようなきれいな霜降りは、脂の旨味をしっかりと感じさせてくれるでしょう。

筋肉が発達している部分ではないため肉質も素晴らしく、牛肉らしい味わいをたっぷりと堪能することができます。それでいて、あまりしつこい味ではないため、食べやすさもある部位ですね。

人気の食べ方は、豊かな風味を活かしたものが多く、薄切りにしてすき焼き、しゃぶしゃぶ、炒め物などでよく使われています。タレとの相性も抜群なので、お好みの味付けで、存分に楽しんでみてください。

とはいえリブロースと連結されているため、カロリーは100gあたり411kcalあります。カロリーが気になる人は、加減しながら食べましょう。

 

6.ハラミ

図解ハラミ

ハラミは牛の横隔膜であり、サガリの下の少し腹部寄りの部位になります。あまり大きい部位ではなないため、タンと同じく1頭から1kgくらいしか取れず、値段が高くなっていますね。

赤身のような色合いが特徴であり、やわらかな食感を楽しめ、かつ良い塩梅で脂ものっていることから人気の高い部位となっています。霜降りが好きな人は、ハラミの魅力に取りつかれるでしょう。

味があっさりしているため食べやすさも魅力のひとつです。こってりしていないため、少し多めに食べたい時はぴったりな部位であり、女性にも人気がありますね。上質な脂の甘みもしっかり味わうことができるでしょう。

焼き肉でいただくことが多い部位ですが、他にもステーキや煮込み料理、カレーなど、いろいろな食べ方を楽しめます。ステーキは、シンプルにハラミの魅力を堪能できる食べ方ですね。

カロリーは、100gあたり342kcalと少し高めなので、いくら食べやすいといっても量には注意しておきましょう。

 

 

7.バラ(カルビ)

焼肉で定番人気の部位といえばバラ(カルビ)。

バラとは肩バラ、中バラ、外バラなど様々な部位の総称なため、一言でバラといっても様々な個所があります。

例えば中落ちカルビ、三角バラ、カイノミ、ササミなどに分けることもできます。

しっかりとサシの入った部位で脂がたっぷりなので、焼肉では特に重宝される部位ですね。

「上カルビ」?「特上カルビ」?

焼肉店に行った折に、「上カルビ」「特上カルビ」などといったメニューを目にしたことがあると思います。通常のカルビ(バラ)より少しお値段が高い場合が多いですが、これらは一体なにが違うのでしょうか?

実はこれらには明確な定義はなく、すべてお店の判断で「上カルビ」「特上カルビ」とわけて提供しているのです。たとえば外国産の牛バラを「カルビ」、国産の肩バラを「上カルビ」として提供しているお店もあれば、肩バラのなかでも希少部位、特においしい箇所を切り出したものを「上カルビ」として提供しているお店もあります。お店によってかなりばらつきがあるメニューなので、ぜひ食べ比べをしてみたいですね。

 

8.もも

図解もも肉

赤身肉といえば定番なのがもも肉。細かく分けると外もも、内ももなどもありますが、比較的低単価で食べ応えのある部位です。

タンパク質も豊富なので、ボディメイキングなどでもおすすめです。

食べ方は焼肉、ステーキ、ローストビーフなど様々な食べ方があるのも魅力ですね。

 

9.ランプ

図解ランプ

牛の腰からお尻付近の赤身肉の事をランプと言います。あっさりした肉質にもかかわらず少し入っていサシがあるため甘く女性にもおすすめの部位です。

値段も比較的手ごろで、ステーキで食べるのがおすすめです。

 

10.ホルモン

図解ホルモン

ホルモンは上の画像の全ての部位(副生物)の総称です。もちろん部位ごとに楽しみ方が違いますが、焼肉店などでは、混ぜ合わせてミックスホルモンなどとして販売していることが一般的です。

特に、センマイやミノ、コリコリなど歯ごたえを楽しめる部位が多いのも特徴です。

 

まとめ

今回は牛肉の部位を図解してみていきました。

同じ牛肉であっても、部位によって食感や味、カロリーなどはかなり違うものです。

霜降りを味わうなら一番人気のリブロースや、肩ロース、ハラミをおすすめします。低カロリーであることを優先したいなら、2番目のヒレですね。

自分が牛肉に何を求めているのかよく考えてから選ぶようにすると、最適な部位が自然と分かるようになるでしょう。これから牛肉を買う人は、ランキングを参考にしながら、自分に合った部位を探してみてください。