おいしい牛肉が育つ島根県!
島根県のブランド牛といったらどの銘柄が思いつくでしょうか。「しまね和牛」「隠岐牛」「石見和牛」が頭に浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
島根県の豊かな風土で育まれたブランド牛は、非常に美味しくて、全国的にも人気が高いです。また、子牛は穏やかな性格をしているため、飼育しやすいとの評判もあります。
島根の和牛の歴史は、子牛を育てて売る「子取り」が中心でした。また、全国の和牛産地へ繁殖用または飼育用として「もと牛」の供給もおこなわれていました。日本三大和牛の「神戸牛」兵庫県産の人気ブランド牛「但馬牛」のもと牛であったと言われているのです。
近年では県内での肥育が盛んになってきており、安心安全の美味しいお肉が全国に流通しています。豊かな緑に囲まれた環境で育てられた島根県の和牛は、深いコクがある味わいをしているのが特徴的です。今回は、島根県のブランド牛の特徴、お肉を使ったおすすめレシピについてご紹介いたします。
島根県の人気ブランド牛
しまね和牛
島根のブランド牛のうちの一つ、「しまね和牛」。県内で育った、去勢・未経産の黒毛和種の総称です。しかし、生産者のこだわりにより個別の銘柄として提供しているケースも見られます。
しまね和牛の味は、雑味が少なく旨味が際立っているのが特徴的です。口に入れた瞬間「美味しい」と舌鼓を打つこと間違いなし。また、その旨味も持続しやすいので、食感の満足度が高いブランド牛でもあります。脂は多すぎることなく、さらっと口溶けも良いです。
「味」「脂」「食感」のバランスが絶妙にマッチした奇跡的なおいしさのブランド牛です。
このしまね和牛は、全国和牛能力共進会(別名:和牛オリンピック)でも、過去に二度も最高賞となる内閣総理大臣賞を受賞しています。和牛オリンピックとは、五年に一度、全国の和牛が一堂に介し、それぞれの肉質等を競い合う権威ある大会です。エントリーは選抜制で、まずこの大会に出ること自体も難しいことなのです。
⇒しまね和牛(しまねわぎゅう)の詳細はこちら
隠岐牛
島根のブランド牛の一つに「隠岐牛」があります。生育場所は隠岐島。未経産の黒毛和牛の雌牛、格付は4等級以上の牛が認定されています。和牛の中でも珍しい、生まれた場所・育つ場所が同一といった特徴があります。
自然豊かな環境で、ミネラル分豊富なエサをもとに、すくすくと育てられてきました。隠岐牛肉の味は良質な脂の甘味を感じられ、口当たりがとても良いのが特徴的です。
霜降りでありながら、脂っぽすぎる印象は感じさせません。まるで赤身を食べているようなさっぱり感。何枚でも食べられそうな勢いになってしまいます。隠岐牛は、料理のプロも大絶賛するほどの美味しさがある島根県のブランド牛です。
⇒隠岐牛(おきぎゅう)の詳細はこちら
石見和牛
島根のブランド牛の一つに「石見(いわみ)和牛」があります。生育場所は島根県邑南町。年間200頭、未経産の雌牛のお肉であるため希少性も高いです。
お肉には口に入れた瞬間、とろけるような上質さがあります。丹精込めて大事に飼育されているからこそ、ストレスも少なく、とにかく肉質が柔らかいです。石見和牛は、料理のプロや肉通の方からも支持が厚いのが特徴的。一度食べたらやみつきになる美味しさがあります。
市場に出回る数が少ないので、知る人ぞ知る島根県のおすすめブランド牛です。
⇒石見和牛(いしみわぎゅう)の詳細はこちら
銀山和牛
石見銀山で有名な大田市の黒毛和種のブランド牛。日本海からの潮風と自然豊かな牧場で育ちます。特に飼料にビール粕やきな粉を加えることで、赤身本来の旨味を最大限に引き出されるように肥育しています。
中国地方の山陰特有の大自然で育った旨味たっぷりの肉質を味わえるブランド牛です。
⇒銀山和牛(ぎんざんわぎゅう)の詳細はこちら
大国牛
大国牛は黒毛和種とアンガス種の交雑種。霜降りのサシの上質さを有する黒毛和種と赤身肉の旨味たっぷりのアンガス種を掛け合わせたブランド牛です。
上質な黒毛和種の霜降りだけでなく、あっさりとした赤身の風味を有するため、女性やご年配の方にもおすすめできる一品です。
⇒大国牛(だいこくぎゅう)の詳細はこちら
島根県のブランド和牛におすすめのレシピ
ここでは島根県のブランド和牛を使ったおすすめレシピをご紹介。
ビーフカレー
島根県のブランド牛を使ったおすすめレシピはビーフカレーです。じっくり煮込むほど肉の旨みが堪能できます。
用意する材料は、ブランド牛、市販のカレールー、玉ねぎ、マッシュルーム、にんにく、しょうが、塩、コショウ、赤ワインです。お肉のおすすめの部位は、牛バラ薄切り肉となります。
作り方として、まずはブランド和牛、玉ねぎ、マッシュルームを食べやすい大きさに切ってください。にんにくとしょうがはみじん切りにしましょう。次に、鍋を中火で熱し、にんにく、しょうが、玉ねぎを炒めていきます。玉ねぎがきつね色になったらマッシュルームを加えます。続いて、フライパンで牛肉を塩、コショウで味付けして炒めたあと、フライパンのものを焼汁ごと鍋に加えていきます。さらに、鍋に赤ワインも加えて煮込んでいきましょう。
最後に、カレールーを入れて煮込めば完成です。島根県のブランド牛を堪能できる絶品ビーフカレーとなります。
まいたけと牛肉の炒めもの
出典:みんなのきょうの料理
島根県のブランド牛を使ったおすすめレシピは「まいたけと牛肉のしょうゆ炒め」です。ご飯のお供にもぴったりな一品となります。
材料は、ブランド牛、まいたけ、にんにく、ごま油、しょうゆ、酒です。お肉のおすすめの部位は牛バラ肉のスライスとなります。
作り方ですが、まずはまいたけと牛肉は食べやすい大きさに切り、にんにくはみじん切りにしてください。次にフライパンにごま油を熱したあと、牛肉を炒めていきます。続いて、まいたけとにんにくを加えてさらに炒めたあと、最後にしょうゆ、酒を入れて絡めたら完成です。
時短で作れますし、お肉の風味を生かせる、島根県ブランド牛のおすすめレシピです。
牛肉のマリネ
出典:下野新聞
島根県のブランド牛を使ったおすすめレシピは牛肉のマリネです。おいしいお肉をヘルシーに食べられるので、ダイエット中の方にもおすすめ。
材料は、ブランド牛、塩、コショウ、オリーブオイル、ソース(しょうゆ、はちみつ、バルサミコ酢を合わせたもの)ベビーリーフです。お肉のおすすめの部位は、牛赤身肉(ブロック)です。
作り方は、フライパンにオリーブオイルを入れて熱したあと、牛肉を入れて軽く焼きます。次に、お皿にお肉を並べ、塩、コショウを軽く振っていきます。オリーブオイルとソースをかけて、最後に周りにベビーリーフを散らして完成です。ミニトマトも飾るなら彩り豊かになるでしょう。
お手軽に作れるのが嬉しい、前菜としてもぴったりな、島根県のブランド牛を使ったおすすめレシピです。
まとめ
島根県のブランド牛は、自然豊かな環境で育てられたため、肉質が柔らかく、とろけるような味わいをしています。中でも「しまね和牛」「隠岐牛」「石見(いわみ)和牛」が全国的にも知名度があります。
石見和牛は、年間200頭、未経産の雌牛のお肉となるため、希少性も高いです。料理のプロも大絶賛、肉通の方に贈り物に選んでも喜ばれること間違いありません。ブランド和牛を使ったおすすめレシピはたくさんあるので、献立の一品を考えるのにも便利。ぜひ、牛肉を買う機会があるなら、自分用、大切な人に向けて、島根県のブランド牛を購入してみてはいかがでしょうか。